ウォールフラワー
誰でも悩み苦しむ青春時代
公式サイト http://wallflower.gaga.ne.jp
原作: ウォールフラワー (スティーブン・チョボスキー著/集英社文庫)
監督・脚本: スティーブン・チョボスキー
チャーリー(ローガン・ラーマン)は、内気で物静かな小説家志望の16歳。入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられた高校では、友達ができないままひっそりと息を潜めてやり過ごしていた。当然のようにパーティ会場でもたった一人で壁際に佇み“壁の花”状態。そんなある日、彼は勇気を振り絞り、フットボールの観客席で隣に座る陽気な上級生パトリック(エズラ・ミラー)に声を掛けてみる。すると意外にもパトリックは気さくに接してくれ、奔放な恋愛を重ねる義理の妹サム(エマ・ワトソン)も紹介してくれた。彼らの仲間に迎えられたチャーリーの高校生活は一変する。
10代だったら、キュンキュンしちゃう青春ストーリー。
泣けるし、感動しました。
原作は未読ですが、私があまり好きではないライ麦畑でつかまえての現代版といわれていると聞いて、一抹の不安を抱えての鑑賞でしたが、この物語は気に入りました。
後味もいいわあ。
ローガンくん、よかったよ~~。
ほんと、よかった。
内気で純情で、トラウマを抱える高校生を見事に演じているので、感情移入できます。
主人公を、抱きしめて応援したくなる。
チャーリーは、ひとり、胸の中に封印していた幼い時の秘密があり、中学時代には親友が自殺し、精神的に辛いものを抱えていて、入院したり薬を飲んだりしているの。
同じ高校に通う姉にも、中学時代に親しかった友だちにも、校内で相手にされない。
友だちも彼女もいないまま、目立たないように過ごす高校生活。
でも思い切って、学園カーストとは無縁のはみだし者の陽気なパトリックに声をかける。
そうそう、じっと待っているだけじゃ友達はできないよ。
すると、彼らの仲間に入れた。みんなチャーリーより年上で、翌年には卒業する。
彼の義理の妹(親が再婚同士で兄妹になった)のサムに恋をするけれど、彼女には大学生の彼氏がいる。
それでもサムを想い続けるチャーリー。
サムが志望大学へいけるように、試験勉強を手伝ってあげたりします。
仲間のメアリー・エリザベスに付き合って欲しいといわれると、断れずに付き合ってしまう。
彼女に迫られて戸惑うチャーリーがかわいい。
でも、やっぱり彼が好きなのはサムなのが、みんなにわかってしまう。
チャーリーだけでなく、パトリックやサムにも、人には言えない秘密があった。
エマちゃんはとっても可愛いくて魅力的で、主人公が恋するのも納得。
エズラ・ミラーも、陽気なパトリックがうちに抱える悲しみや苦しみをリアルに表現していました。
傷ついたり傷つけたり。
おもいっきり悩み落ち込む事もあるけれど、キラキラ輝けるのも青春時代。
誰でも共感できる物語だと思いました。
チャーリーが、叔母も姉もサムも、なんであんな相手と付き合っているのか、もっとふさわしい相手を恋人に持てばいいのにと思うのもよかった。
付き合っている本人はわからないんだよねえ。
(鑑賞日11月25日)
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ほんとに!
見る前は、眉唾で、いぶかしんだのですが、見てよかった!!
おばさんですが、気持ちが痛いほどにわかるし、表し方もお見事!
素敵な映画でした。
はたから見ると、??と思うのもやけにわかりました。
投稿: sakurai | 2014年3月23日 (日) 11:25
★ssakuraiさん
見てよかったと思いました。
若手俳優たちの今後も楽しみです。
投稿: 風子 | 2014年3月23日 (日) 11:32