スティーラーズ
こんなおバカなポール、見たことない
公式サイト http://www.u-picc.com/stealers
監督: :ウェイン・クラマー 「ワイルド・バレット」 「I.C.E.特別捜査官」
アメリカ南部の田舎町。そこに、アルトン(ヴインセント・ドノフリオ)が営む小さな質屋があった。強盗団のマヌケな男ヴァーノン(ルーカス・ハース)は、これから強盗を働こうというのにショットガンを質に入れてしまい、仲間のランディとロウドッグ(ポール・ウォーカー)はカンカン。そして新婚旅行の途中に質屋へ寄ったリチャード(マット・デイロン)は、そこで6年前に何者かに連れ去られたと思われる前妻の指輪を発見し、愕然とする。同じ頃、プレスリーのモノマネでドサ回りをしている文無し芸人リッキー(ブレンダン・フレイザー)も、営業のためにこの町へとやって来た。
ブラックユーモアのコメディー群像劇でした。
結構残虐な描写もあります。人種差別ネタもあり。
「ワイルド・パレット」ほど面白くはなかったけど、それぞれの人物がうまくつながっているし、くすくす笑いはできました。
登場するのは、イカレた奴ばかり。
イライジャ・ウッドの役は、知らずに見た方が面白いと思う。
ノーマン・リーダスはマスクをかぶっていて素顔が出ないので、映画を見ただけでは、誰だかわかりませーん。
話は、質屋にやってくる3人の客にまつわる話に分かれています。
まずはショットガンを持ってきた男ヴァーノン。
3人でヤクの売人から金を強奪しようとしているのに、ガソリン代がないからと、ショットガンを質に入れて、待ち合わせの場所にやってくる。
リーダーのランディとロウドッグは、強盗に必要な銃を質に入れてどうするとカンカン。
とにかくこの三人は、ノータリンのヤク中。
あきれるほどのオバカぶり。
ロウドッグはヤクのせいでとんでもない幻覚が見えるので、強盗はそれがおさまる2,3日後にしたいといいますが、ランディは、町が祭りで騒がしい今日でないとダメだと言います。
たまたま弓矢を見つけ、それを持って売人の家に行きます。
この売人の常連客である2人は、マスクをかぶっていても声で正体がばれる。
なんてアホなんだ。
まあ、銃がないからと弓矢持って行くだけでバカだけど。
2人目は新婚旅行先へ行く途中の夫婦。
夫のリチャードは質屋にある、ある品物を見て驚きます。
6年前に何者かに連れ去られたと思われる、当時の妻がしていた指輪があったからです。
新婚の妻を外で待たせ、指輪を持ち込んだ人物を店主から聞き出し、それを手がかりに前妻の消息を追います。
事情を何も知らされずに、新婚旅行の目的地に先にひとりで行くように言われた新妻はカンカン。
一方リチャードは、まずは指輪を売ったコックのところへ向います。
そして次々と人をたどって、ついに妻を連れ去った男にたどり着きます。
3人目は、プレスリーを崇拝し、彼のモノマネでドサ回りをしているリッキー。
謎の男に魂の救済を説かれ、祭りの遊園地の冴えないステージに上がった彼には、驚くような瞬間が訪れる。
それぞれの行き着く先や、指輪の最終的な行方とか、クスクス笑っちゃいます。
ロウドッグが見た幻覚は、幻覚ではなかった?(爆)
トーマス・ジェーンが、ヴァーノンを助ける(?)かっこいい(?)男で出演していました。
エンドロールでは、NGシーンが流れました。
本編では思わなかったけど、NGシーンのポールの笑顔を見ると、悲しくなりました。
エンドロールの後に、おまけ映像あり。
なんてしぶとい奴なんだ。
ぞぞ~~~。(爆)
(鑑賞日1月22日)
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お久しぶりです。
TBありがとうございます。
町の人は変、偶然他から来た人も変、みんな変でしたね。(笑)
ノーマン・リーダスは顔は見れないし、出番も少ないし、びっくりでした。(^^;)
投稿: すぷーきー | 2014年2月 1日 (土) 22:32
★すぷーきーさん
アメリカでは南部人というと、オバカなキャラな事が多いとか聞くので、町の人が変なのはそういうのもあるのかもしれませんね。
ノーマンは顔が見られなくて残念でした。
投稿: 風子 | 2014年2月 1日 (土) 23:35
こういう作品って、出るメンバーも楽しまなければですよね。
その意味でポールがオファーを受けたという事は、たまにはこういう作品に出たかったのかも?
オムニバスですが、関わり合いが3編ともあって、わけがわからないなりに、味わえました。汚くてグロかったですが(^^)
こちらからもTBお願いします。
投稿: atts1964 | 2016年2月26日 (金) 16:55
★atts1964さん
この監督の「ワイルド・バレット」は、
ポール主演でアメリカではとてもヒット作品なので、
オファーを受けたのかも?
投稿: 風子 | 2016年2月26日 (金) 17:07