ザ・イースト (試写会)
心を引き裂く潜入捜査
公式サイト http://www.foxmovies.jp/theeast
1月31日公開
健康被害や環境汚染の元凶とされる企業を敵視し、報復を行う環境テロリスト集団のイースト。FBIからもマークされているが、その実態はわかっていない。元FBIエージェントで、クライアント企業をテロから守る会社に勤務するジェーン(ブリット・マーリング)は、代表のシャロン(パトリシア・クラークソン)から、“イースト”への潜入捜査を命じられる。髪の色を変え、サラと偽名を使って潜入に成功する。当初はその過激なやり方に反発を覚えるが、企業の不正や健康被害を受けた人達の実情を目の当たりにし、徐々にイーストの理念に正当性を感じ始める。そして、いつしか謎めいたリーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)に惹かれている自分にも気づく。
先の読めない社会派サスペンスでした。
そんな計画だったのかー、そこまでは読めなかったー。
元FBIのエージェントだったジェーンが駆使するスキルも、見所のひとつだと思います。
ジェーンには同棲中の恋人がいる。
会社からの仕事の内容は話せないので、ドバイへ出張だと偽って、イーストとの接触を試みます。
イーストが標的にしているのは三つ。
まずは、重篤な副作用がある抗生物質を販売している製薬会社。
サラは計画の内容を知らされずに、参加されられます。
そして次は、有害物質を川に流している鉱業会社。
この会社を標的として計画したのは、イーストのメンバー、イジー(エレン・ペイジ)。
サラはイーストのメンバーが言っているように、企業の不正が事実であることを知ります。
シャロンに逐次報告しますが、サラは彼女の対応に疑問を持ちます。
サラはイーストの主張には同意するけれど、彼らのやり方には同意できない。
かといって、自分が勤める会社の方針にも賛成できない。
社会の正義や倫理を考え、苦悩するジェーン。
果たしてジェーンは、どういう選択をしてどう行動するのか。
重要なネタバレを含むので、白文字で
→ まさか三つ目の標的が、ジェーンが勤める会社だったとは。しかも、会社から誰か潜入してくるのを待っていたなんて。
絶対サラに対して、何も気づいていないはずはない。不信感を持っているはず、疑っているはずと思っていたけれど、まさか最初からベンジーが計画していた事だったなんて。
会社から、潜入捜査をしている社員のリストを盗み出して来るように言われるサラ。
データをコピーしたサラだけど、会社の出入り口で、ケイタイは警備員に取り上げられてしまう。
ベンジーに逃げるようにと言うサラ。ベンジーに一緒にと言われて、彼女はついていくのかどうか。
結局、ベンジーとは別の道を選ぶ彼女。
データの持ち出しにも成功していた展開にも驚きました。そんな方法もあるのねえって感じでした。そして持ち出したデータを、彼女のやり方で利用します。 ←
アレキサンダー・スカルスガルドが最初に登場した時は、ボサボサの長髪で髭はボーボー。
しかし、標的の企業のパーティーに潜り込むために、さっぱりしてフォーマルな装いになると、かっこよかったです。今まで見た事のある出演作ではあまりかっこいいとは思わなかったけど、この作品ではハンサムだわと思いました。
それにしても、アメリカの企業の中には、実際にこんな実態があるのでしょうか。
もしあっても、私もイーストのような報復行為には、賛成できないわ。
(鑑賞日1月21日)
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» 『ザ・イースト』 2014年1月21日 一ツ橋ホール [気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!)]
『ザ・イースト』 を試写会で鑑賞しました。
期待しすぎたかな、、、面白かったけど、もっとドキドキする映画かと思った
【ストーリー】
健康被害や環境汚染の元凶とされる企業を敵視し、抗議活動を行う環境テロリスト集団のイースト。元FBIエージェントのサラ(ブリット・マーリング)は、テロ攻撃にさらされる恐れのある企業の依頼を受け、彼らのアジトへと潜入して捜査をすることに。企業に対する彼らの過激な姿勢の数々に怒りを覚えるサラだが、健康被害の実態を目の当たりにし、その根絶に挑むイーストの思想を理解するよう... [続きを読む]
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主人公のブリット・マーリングの才能にびっくりでした。
いやいや、すごい女性もいたもんで。
おまけに美人で・・。
天は二物も三物も与えちゃうのね~。
奥歯になんか挟まったような物語でしたが、実際はもっととんでもなんでしょうね。
なんともやりきれなかったです。
投稿: sakurai | 2014年4月 3日 (木) 11:48
★sakuraiさん
こういう才能ある女性もいるんですね。
社会の裏側の真実って、一般人には驚くような事ばかりかも。
投稿: 風子 | 2014年4月 3日 (木) 11:53