ワン チャンス (試写会)

ドヤ顔で挑め

公式サイト　http://onechance.gaga.ne.jp
３月２１日公開

実話の映画化

製作：　サイモン・コーウェル
監督：　デヴィッド・フランケル　　「プラダを着た悪魔」　「３１年目の夫婦げんか」

幼い頃からオペラ歌手になるのが夢だったポール・ポッツ(ジェームズ・コーデン)。子供時代は典型的ないじめられっ子で、引っ込み思案の彼は大人になっても冴えない人生で、携帯電話の販売店の店員をしている。そんな彼が、メールで知り合った気だての良いジュルズ(アレクサンドラ・ローチ)と恋人同士になり、彼女の叱咤激励が功を奏し、ヴェネチアへのオペラ留学が実現する。さらに、憧れのパヴァロッティの前で歌う機会にも恵まれるポールだったが、彼の性格が災いし、オペラ歌手にはなれないとパヴァロッティに言われてしまう。

オーディション番組で優勝してプロになったのは知っていましたが、番組に出るまでの彼に、こんなに色々あったとは驚きました。

ユーモラスに描いていますが、かなり大変な生活だったのね。

俳優さんが演じていますが、歌はポール・ボッツ本人が歌っています。
オペラはおうちでなく、映画館の大音響で聞くのが絶対にいいです！

子供の頃から歌う事が大好き！
オペラが大好きだったポール。

製鉄工のお父さん(コルム・ミーニイ)はいい顔をいませんでしたが、お母さん(ジュリー・ウォルターズ)は味方でした。
ジュルズという女性と１年間メールをやり取りしていたけど、引っ込み思案なポールに代って、上司のブラドン(マッケンジー・クルック)が勝手に彼女と会う約束をしてしまいます。

ネットだけの付き合いですからね。
もしかしたら男かもしれないし、ものすごく不細工かも知れないですよね。

でも待ち合わせした駅に来たのは、ちゃんとした女性で、薬局の店員さん。

オペラ歌手になるのが夢で、イタリアの学校へ行くためのお金を貯めていると彼女に打ち明けると、次はベニスからの電話でなければ、会わないとジュルズに言われます。
ポールは地元のバーのタレントショーで賞金をもらい、念願のイタリアに留学。
憧れのパヴァロッティの前で歌う機会も得ましたが、実力がまったく出せないポール。

自信満々に歌えなければ観客の心はつかめない。君はオペラ歌手にはなれないと言われてしまい、傷心のポールはウェールズへ帰ります。

父親は自分と同じ製鉄工になれといいますが、自分には向かないし、夢を捨てられないポール。

ジュルズがいなかったら、今のポールはないわよね。
イタリアへすら行っていなかったと思うわ。
貧しい生活でも、ずっとポールを支えてくれました。

彼女と結婚にこぎつけたのは、それ以前のポールからかなりの進歩だわ。

やっと小さいながらオペラの舞台に立てると思ったら、盲腸で手術。
無理して舞台に立ったら倒れてしまい、今度はのどに腫瘍が見つかってまた手術。

その後また声が出て歌えるようになったら、今度は交通事故で長期入院。
妻がいくら働いても、当然家計は火の車で、税金も滞納で借金生活よ。

ジュルズやブラドンがポールの背中を押してくれて、いよいよオーディション番組に。

(鑑賞日３月１３日)