8月の家族たち
ムカつく女
公式サイト http://august.asmik-ace.co.jp
舞台劇の映画化
製作: ジョージ・クルーニー
原作・脚本 トレイシー・レッツ
監督: ジョン・ウェルズ 「カンパニー・メン」
8月のある暑い日。父親(サム・シェパード)が、家政婦のネイティブ・アメリカンのジョナを雇ったあと、癌を患っている母親バイオレット(メリル・ストリープ)を残して失踪した。その知らせを受けて、オクラホマの実家に集まった三姉妹。そして娘達を迎えたバイレットは、相変わらず率直で辛らつな言葉を投げつけ、その結果、家族の秘密が次々と明るみになる。
なんて家族なんでしょうか。
メリル・ストリープのキャラが超強烈!
「31年目の夫婦げんか」では可愛らしい妻を演じていたのに、メリル・ストリープって、ほんとにすごい。
ずけずけと物を言い、それによって他の者達の本音も明らかなになってくる。
コミカルなドタバタだけど、根底にはとってもシリアスで重い問題を抱えている。
それぞれこの後どうするのだろうと思うラストでした。
家族って...
夫婦って...
と考えてしまう。
個人的にはこんな家族は嫌だけど、アメリカってこんな家族が多いのかしら。
兄弟のいない私は、両親の面倒をみるのは自分以外にいないわよ。
実力派の俳優たちが出演していて、演技合戦もすごい。
父親のベバリーはアル中で、過去にも何度かいなくなった事があるらしい。
いつも帰ってきていたが今回は違うので、実家のそばに住む次女が、みんなに連絡して実家に集まった。
母のバイオレットは癌で闘病中。薬中毒になっていて認知症も出始めている。
家政婦を名前で呼ばず、インディアンと言っている。
バイオレットはムカつく女だけど、かわいそうな性格だなあとも思うわね。
そしてしばらくして父の遺体が見つかり、葬式が行なわれた。
長女バーバラ (ジュリア・ロバーツ)
コロラドに住んでいる。以前はオクラホマに住んでいたけれど、夫にコロラドのいい給料の就職先から声がかかった。
真面目すぎて暴走しがち。父親が好きで母を嫌っているようだけど、性格は一番母親似で、きつくてムカつく女みたい。(笑)
母親から薬を取り上げようとして、取っ組み合いになる。
長女の夫ビル (ユアン・マクレガー)
コロラドの大学教授(?)
バーバラと別居中で、浮気相手の若い女と暮らしているらしい。
長女の14才娘ジーン (アビゲイル・ブレスリン)
ただいま反抗期。両親の別居も精神的に影響しているみたい。
次女アイビー (ジュリアン・ニコルソン)
地味でもてないタイプ。今は家族には内緒で付き合ってる男性がいる。
三女カレン (ジュリエット・ルイス)
フロリダに住んでいる。
自由奔放で、今回は婚約者を連れてきた。
三女の婚約者スティーブ (ダーモット・マローニー)
X2かX3だった。どう見ても女好きのチャラ男。
母の妹マティ・フェイ (マーゴ・マーティンデイル)
とっても陽気な性格。でも、この叔母にもとんでもない秘密が。
マティ・フェイの夫チャールズ (クリス・クーパー)
優しいけれど、マリファナをよくやっているらしい?
マティ・フェイの息子リトル・チャールズ (ベネディクト・カンバーバッチ)
頼りなくてドジ。
こんなカンバーバッチ、初めて見ました。
こんな情けない男も演じられるんですねえ。
ピアノと歌声も披露してくれました。
アイビーは戻ってくるんじゃないかな。
あのまま行っちゃうのは、まずいと思うけど。
この家で一番良識的でいい人なのは、ジョナなんじゃないかと思ったわ。
(鑑賞日4月18日)
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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163898/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原題『 AUGUST: OSAGE COUNTY』
8月。暑く 、平原の広がる地での、家族のドラマです。
老父の失踪と葬儀(自殺?)に集まった娘たちと母の妹家族。
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完全に第三者の方が、付き合えるのかもです。
演技も素晴らしく、さすがの芸達者たちでしたが、話としては、余り好みじゃなかったです。
投稿: sakurai | 2014年7月 7日 (月) 14:48
★sakuraiさん
気分のいい話ではなかったですね。
演技を見る映画でした。
投稿: 風子 | 2014年7月 7日 (月) 16:21