LUCY／ルーシー

頭は程々に使いましょう

公式サイト　http://lucymovie.jp

監督・脚本：　リュック・ベッソン

台湾に留学中の、ごく普通の女子大生ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、知り合って一週間の男にだまされて、マフィアの闇取引に巻き込まれる。体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利用されるはめに。ところが、袋が破れてその物質が体内にあふれ出し、彼女の脳に異変が生じてしまう。「人類の脳は１０%しか機能していない」と言われるが、ルーシーの脳は覚醒し、次々と人智を超えた能力を発揮し始める。彼女は脳科学の権威ノーマン博士(モーガン・フリーマン)に連絡をし、パリで落ち合う約束をする。一方マフィアは、行方をくらませたルーシーを、巨大な組織全体で追い詰めていく。マフィアの裏をかいて博士の元へ向かうルーシーは、次第に人間性を失い、自分自身でさえも制御不能な暴走状態へと陥ってしまう。

冒頭、猿の惑星かと思いましたよ。(笑)

リュック・ベッソンのＳＦは久しぶりですねえ。
ＳＦ映像が良かったわ。

今回は、スカーレット・ヨハンソンの起用が成功してる。
ちょっとオバカなかわいこちゃんが、心ならずも、どんどん超人になっていく。
彼女のアクションもあるけれど,脳の覚醒が進むと、相手に触れる事無く相手の肉体行動を制御できちゃうので、ずっとアクションが続くわけでもない。

深く考えず、スカヨハの覚醒を見るべし。

ルーシーがおなかに埋め込まれたのは、ＣＰＨ４という青い物質が入った袋。

マフィアのボス(チェ・ミンシク)は、ルーシーの他にも３人に同様の処置をして、ヨーロッパ各地に運ばせようとしていた。

ほんの少量でも体に多大な影響があるのに、ルーシーはチンピラにおなかを蹴られて、袋から漏れて大量に体内に入ってしまった。
どんどん脳が覚醒していくルーシーが連絡を取るのは、
脳科学の権威ノーマン博士と

パリ警察のリオ刑事(アムール・ワケド)。

見覚えあるなあと思ったけど、「砂漠でサーモン・フィッシング」の富豪だったのね。
雰囲気ぜんぜん違うけど、強面刑事もいい感じだった。

ルーシーが１００％覚醒したらどうなるのかと思ったけど、笑ってしまったわ。

自閉症の人は、脳の回路が通常と違ってしまっていて、特異な能力がある人がいるわよね。ジグソーパズルが得意なんて事も聞いたような。
○○年ＸＸ月△△日は何曜日と聞かれて、瞬時に答えらる人とか、３０分ほどヘリで街を見て、まるで写真のように高層ビルの窓の数まで正確に街並みの絵が書ける人とか、実際にいる。

脳が１００％活動したら、肉体はついていけなくなると思うわね。
脳が究極に進化したら、肉体はいらないのかもね。
そんな事を考えました。

(鑑賞日８月２９日)