バンクーバーの朝日 ジャパンプレミア
移民の苦難と忍耐
公式サイト http://www.vancouver-asahi.jp
12月20日公開
監督: 石井裕也 「舟を編む」 「ぼくたちの家族」
19世紀末から戦前にかけて、一攫千金を夢見てカナダへ渡った日本人達。しかし彼らを待ち受けていたのは、人種差別と、低賃金の過酷な肉体労働だった。そんな中、日本人街に“バンクーバー朝日”という野球チームが生まれる。白人チームのパワープレーに全く歯がたたなかったが、自分達の利点を生かした頭脳プレーで、徐々に白人チームを負かしていく。やがて夢も希望も持てなかった日系の移民たちにとって、朝日は一条の光となっていく。
製作にフジテレビも名前を連ねているので、笠井アナの司会でジャパンプレミアが始まりました。
ホリプロファンクラブ枠とジャニーズのファンクラブ枠があったみたい。それ以外の一般人は何人くらいだったのかしら。3階のバルコニー席だったけど、スクリーンの中央付近で見やすい位置でよかったわ。
観客は、9割以上女性だったんじゃないかしら。
実在した日系人の野球チーム。
そのチームを通して、日系移民たちが、バンクーバーでどのように生活していたのかが語られます。
白人達の半分の賃金で、長時間の肉体労働。
白人に文句を言えばどうなるかわかっているから、じっと我慢。
第二次世界大戦間近で、日本人の一世や二世たちは、どんどん仕事がなくなる。
そして真珠湾攻撃で、日本がアメリカの敵国となると、アメリカ同様、日系人たちはかばんひとつで強制収容所に入れられる。
アメリカに移民した日本人と、同じだったのですねえ。
中井貴一と草彅君の、日系移民のテレビドラマを思い出しましたよ。
彼らの苦労に涙。
野球のシーンは、役者さんたちが吹き替えなしでやっているそうですよ。
“朝日”は、体格とパワーで圧倒的に勝る白人チームに、ずっと勝てないチームでした。
しかしある時、キャプテンが白人チームの欠点に気づきます。
そして小回りが利く日本人の特性と、頭脳プレーで勝てるようになっていきます。
この部分はなかなかコミカルで楽しいです。
でもそうすると、白人の審判は正当なジャッジをしないんですよ。
頭にきますが、自分たちはあくまでフェアプレーを貫き、そんなジャッジにクレームもつけません。そんな彼らの姿が、次第に白人達にも認められていくんです。
そして犯人チームを負かす“朝日”は、日本人街の人達の希望にもなります。
やっと白人の人たちとの関係にも少し変化が訪れそうな時、第2次世界大戦でその希望も一気に消えてしまうんですね。
ショートでキャプテン レジー (妻夫木聡) 製材所で働いている
ピッチャー ロイ (亀梨和也) 漁師
セカンド ケイ (勝地涼) レジーと同じ製材所で働いている
キャッチャー トム (上地雄輔) 家族で豆腐店を営む妻子持ち
サード フランク (池松壮亮) ホテルのポーター
日本人学校の先生 宮崎あおい
レジーの父 佐藤浩市 出稼ぎが多くて家にほとんどいない。稼いだお金は、全て日本にいる親戚に送ってしまう。
エンドロールで映る老人は、多分ただひとりご存命な“朝日”に在籍していらした方だと思います。
撮影は全部足利なんですってね。
野球場や日本人街のセットを全て造ったって、驚きよ。
上映後に、再び登場した笠井アナの司会で、舞台挨拶が行なわれました。
映画にあわせて、ステージとアリーナの中央に、レッドカーペットではなくグリーンカーペットが敷かれていました。
亀梨のファンのキャーという歓声が多かったわ。
上地さんは、笑いを取ってましたよ。
楽しい舞台挨拶の詳しい様子が、東宝のサイトにあります。
こちら
(鑑賞日10月15日)
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----バンクーバーってカナダだよね。
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プレスに写っている俳優さんたちのファッションも
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「そうだね。
ではまずは時代背景から。
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見事に薄っぺらな映画であった。
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