美女と野獣 (試写会)
いつまでも幸せに暮らしましたとさ
公式サイト http://beauty-beast.gaga.ne.jp
11月1日公開
監督・脚本: クリストフ・ガンズ 「ジェヴォーダンの獣」 「サイレントヒル」
ベル(レア・セドゥ)は裕福な商人の末娘として、贅沢に暮らしていましたる。でも父が所有する船が難破したために破産し、一家は田舎家へ引っ越しました。わがままで田舎暮らしに不満を募らせる兄や姉達と違い、思いやりと勇気に満ちたベルは、家族が一緒なら幸せでした。やがて船が一隻だけ見つかったと知らせが入り、父は喜び勇んで町へ行きますが、それも借金のカタに奪われてしまいます。失意の帰り道、父は道に迷って古城に入り、その庭で赤いバラを見つけて、ベルへの土産にと一輪手折りました。すると野獣(ヴァンサン・カッセル)が現れ、バラを盗んだ代償に命を要求されます。そして家族に別れを告げて1日で古城に戻らないと、家族全員を殺すと宣告されました。父からその話を聞いた子供達。翌朝、父の代わりに城へ向かったベルは、命を投げ出す覚悟でしたが、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外、何の制約も受けませんでした。自由に城の領地を探索する彼女は、しだいに野獣の過去を知るのです。
試写会場が満席で、場内に入った人が残ってる席を探して着席するまで時間がかかり、開映が10分程遅れましたよ。スタッフはちゃんとして欲しいわ。
観客は、9割以上女性だったのではないかしら。
本作はよく知られている1756年のボーモン夫人版ではなく、1740年のヴィルヌーブ夫人版を基に、アレンジしたストーリーだそうです。
ベルが生きている時代はナポレオン一世の時代、野獣の過去は、それから三世紀前に設定したとの事。
撮影はフランスではなく、ドイツのスタジオですって。
レア・セドゥを美女とは思わないけど、魅力のある女優さんですよね。
彼女が主役なので、見たいと思いました。
登場人物は色々いますが、ヒロインの独り舞台みたいなものだったわ。
自然を大事にしようと言うメッセージも、入っていました。
悪い奴は罰を受けて、いい人は幸せになる、おとぎ話の定番の安心できるお話。
あと、ビーグル犬たちがかわいかった。
おとぎ話って雰囲気が、よく感じられる映像でしたよ。
子供に絵本を読み聞かせていく形で、ストーリーが進みます。
ベルは男3人、女3人の兄弟の末っ子。
長男マキシムは放蕩息子で、借金がある。
父が破産すると、姉ふたりは田舎暮らしが嫌で、ベルだけが畑仕事をしています。
父の船が一隻だけ見つかり、またもとの暮らしに戻れそうと、姉たちは町へ行く父に、ドレスやアクセサリーを買ってきて欲しいと頼みます。ベルが頼んだのは、田舎では育たない赤いバラ一輪。
結局無事だった船も債権者に渡ってしまい、傷心で帰路につく父。
雪道で迷い込んだ古びたお城の中には、豪華な食事や、娘達に頼まれた品々がありました。帰りに敷地内で見つけた赤いバラを、ベルへの土産にと手折ったのが、城の主の野獣を怒らせました。
戻ってきた父の話を聞いてベルは、母は自分を産んで死んだのに、父まで死なせるわけにはいかないと、翌朝父が目覚める前に、城へ行きました。
ベルが野獣の優しい心にひかれていくというより、野獣の悲しい過去を徐々に知って、しだいに野獣に心を寄せていくようになっていました。
不思議な蛍により、ベルは毎晩夢を見ます。
それはこの城で起きた過去の出来事。
そして野獣の過去。
見所のひとつでもあるのが、ベルの衣装ですね。
女の子なら、こんなドレスを着てみたいと思うでしょう。
レア・セドゥとヴァンサンの出演しか知らなかったのですが、なんと、悪役の親玉ペルジュカスは、私の好きなイケメンスペイン人俳優、エドゥアルド・ノリエガではありませんか。
うれしいサプライズ。
ハリウッド映画にも出演しているけれど、フランス語もできるのね。
商人の次男役のジョナサン・ドマルジェと
三男役のルーカス・メリアーヴァもなかなかイケメンでしたわよ。
ここからネタバレ。
子供たちに絵本を読んでいるのは、顔が出なくても、誰なのか最初からわかるわよね。
野獣が人間の姿に戻って、めでたしめでたしだけど、お城で王子と王女さまとして暮らさない。
王子様がベルと一緒に田舎で畑仕事して、花屋をやってます。(笑)
この辺が今風ね。
田舎ではバラが育たないといっていたのに、バラがいっぱい。
これも自然の神様のおかげなのかしら。
そしてお兄さんたちは印刷所経営って事は、あの絵本を書いて出版したのは、多分兄たちでしょう。
(鑑賞日10月23日)
« グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 | トップページ | イコライザー »
「【映画】は行」カテゴリの記事
- ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2022.04.21)
- ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022.04.15)
- ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021.12.15)
- ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey(2020.04.12)
- フォードvsフェラーリ(2020.01.13)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 美女と野獣 (試写会):
» 映画『美女と野獣』観てきた(*´∀`*) [よくばりアンテナ]
ディズニー映画のアニメ版『美女と野獣』は思い出の映画なので、
懐かしく思う気持ちもあってさっそく公開初日に観てきました(*´∀`*)
でも、これはディズニーの『美女と野獣』とは別物です。
ディズニー映画でもないし、
なんとフランス映画でした。
もちろんざっくりとしたストーリーが違うわけじゃないのですけど、
雰囲気がもう全然違う・・・
まずはベルのお父さんが商...... [続きを読む]
» 美女と野獣/王子様というよりおじさま [MOVIE BOYS]
ディズニーアニメで世界的に著名な「美女と野獣」の実写映画。野獣役を『ブラック・スワン』のヴァンサン・カッセル、美女ベル役をパルム・ドール女優のレア・セドゥが演じた。ほかにも『アメリ』のアンドレ・デュソリエ、イボンヌ・カッターフェルトらが出演している。監督はフランスのクリストフ・ガンズ。
... [続きを読む]
» 美女と野獣 ★★★.5 [パピとママ映画のblog]
映画やアニメーションなどで世界中の人々に愛されてきた世界的に著名な小説を、『サイレントヒル』などのフランスの異才クリストフ・ガンズ監督が映画化。『アデル、ブルーは熱い色』などのレア・セドゥがヒロインを演じ、野獣の姿をした王子の秘密に迫っていく。孤高の野...... [続きを読む]
» 映画『美女と野獣』★“赤いバラ“が染め上げる運命の愛 [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164836/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
ディズニー版では、空前の大人気だと言う『 美女と野獣 』
今作は、フランス作品での実写です。
諸説あるようですが、大筋は、
妖術で、野獣にされた王子が、人間の女性から愛されることで
人間に戻れる――ということです。
↑そういう..... [続きを読む]
» 映画「美女と野獣(2014)」 感想と採点 ※ネタバレなし [ディレクターの目線blog@FC2]
映画 『美女と野獣(2014)』 (公式)を本日、劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら60点にします。
ざっくりストーリー
若く美しく純粋な娘ベル(レア・セドゥ)は、バラを盗んだ代償に命を差し出せと言われた父の身代わりに、野獣の城に囚われてしまう。死をも覚悟したベルだったが、野獣(ヴァンサン・カッ...... [続きを読む]
» 美女と野獣(La belle et la bete) [田舎に住んでる映画ヲタク]
ディズニーアニメ版でも広く知られるファンタジードラマの名作「美女と野獣」を、1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版の物語をもとにフランスで実写映画化。監督は「サイレントヒル」「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガンズ。野獣役に「ブラック・スワン」の...... [続きを読む]
» 『美女と野獣』 2014年11月12日 イオンシネマ市川妙典 [気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!)]
『美女と野獣』 を鑑賞しました。
レア・セドゥのファッションショーで大変満足
【ストーリー】
バラを盗んだ代償に命をささげるよう言われた父親の代わりに、若く美しい娘ベル(レア・セドゥ)が野獣(ヴァンサン・カッセル)の住む城に連れていかれてしまう。彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外何の制約も受けなかった。自由に城内を移動する彼女は、恐ろしい外見の野獣の意外な過去に気付く。
この映画はレア・セドゥのファッションショーでどれも胸元が強調されて
男性諸氏... [続きを読む]
» 恋活ライオン丸 クリストフ・ガンズ 『美女と野獣』 [SGA屋物語紹介所]
♪やさしさが~ ひらいてく~ あいのとびら~ ディズニーのアニメで有名なあの童話 [続きを読む]
» 美女と野獣 監督/クリストフ・ガンズ [西京極 紫の館]
【出演】
レア・セドゥ
ヴァンサン・カッセル
アンドレ・デュソリエ
【ストーリー】
バラを盗んだ代償に命をささげるよう言われた父親の代わりに、若く美しい娘・ベルが野獣の住む城に連れていかれてしまう。彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同...... [続きを読む]
» 美女と野獣 (2014) 【劇場で鑑賞】 [映画B-ブログ]
これまでにも映画化やアニメ化をされている フランスの有名な小説を母国が映画化した 『美女と野獣』が公開されましたので観に行って きました。 美女と野獣 原題:LA BELLE ET LA BETE 製作:2014フランス/ドイツ 作品紹介 映画やアニメーションなどで世界中の人々…... [続きを読む]
» 美女と野獣(2014) [タケヤと愉快な仲間達]
監督:クリストフ・ガンズ 出演:ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥ、アンドレ・デュソリエ、エドゥアルド・ノリエガ、ミリアム・シャルラン、オドレイ・ラミー、サラ・ジロドー、ジョナサン・ドマルジェ、ニコラ・ゴブ、ルーカス・メリアーヴァ、イボンヌ・カッターフ...... [続きを読む]
» 「美女と野獣」(2014年、フランス) [楽天売れ筋お買い物ランキング]
「美女と野獣」(原題:LaBelleetlaBête)は、2014年公開のフランス、ドイツ合作のファンタジー/ロマンス映画です。これまでに何度も映像化されてきたフランスの古典的物語を、最新の映像... [続きを読む]
» 忘れないうちに姫DVDの感想を。(;´∀`)〜「シンデレラ」&「美女と野獣」〜 [ペパーミントの魔術師]
えっと実際に見たのは10日以上前です。(おい)
とにかく!このドレスが半端なく綺麗で現実離れしてて
それが見たかったんですよね〜。(え)
だもんだからそこんとこは大大大満足でございました。
いかにも魔法のドレスでございますってな質感がサイコーでございまし...... [続きを読む]
TBありがとうございます。
あれ?鑑賞日が23日で、開映が10分遅れたってことは、もしかしてよみうりホールですか?
同じ会場にいたってことですか!?(驚)
レア・セドゥはちょっと地味でしたが、衣装・セットは豪華でしたね。
いっぱいのビーグルがかわいかったです。(笑)
投稿: すぷーきー | 2014年10月26日 (日) 19:37
同じ会場での試写会でしたね。
ダークな雰囲気の城の中で、ビーグル犬たちが癒し系でした。
投稿: 風子 | 2014年10月27日 (月) 09:37
レアちゃんは、雰囲気のある女優さんですね。
日本語で『美女』ってなってますから、ハードル上がりますが、ベルと野獣じゃ、だめなのかな、やっぱ。
なにはともあれ、ノリエガ萌え~で、拾いもんでしたね。
いつみてもいい男や♡
投稿: sakurai | 2014年11月25日 (火) 12:40
★sakuraiさん
美女を演じる女優さんを選ぶには難しいですね。
ノリエガの出演はうれしかったです。
投稿: 風子 | 2014年11月25日 (火) 17:47