フューリー ジャパン・プレミア
まともな神経じゃいられない
公式サイト http://www.fury-movie.jp
11月28日公開
製作総指揮・主演: ブラッド・ピット
監督: デヴィッド・エアー 「エンド・オブ・ウォッチ」 「サボタージュ」
1945年4月、第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線の終結4週間前。ナチスがはびこるドイツに、総攻撃を仕掛ける連合軍。戦車“フューリー”を駆るウォーダディー(ブラッド・ピット)のチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置された。 新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜けて進軍する“フューリー”の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、 絶望的なミッションに身を投じる。
サイトをチェックしていて、たまたまジャパンプレミア上映会のチケット販売を知りましたが、発売から時間が経っていたので売り切れだろうと見てみたら、まだ思っていたより残っていたのよ。
2千円でトップスターの舞台挨拶付きの試写会が見られるなら、お得でしょ。TOHOシネマズのポイントも付いたわよ♪
会場はマリオンの映画館。
1階にレッドカーペットイベントのスペースが設けられていました。
当然通行人からは見えないようになっていたけれど、阪急やルミネの上の階から見ている人たちがいた。
なのでわたしもエスカレーターで、5階とか4階に行ってみました。
ゲストたちが真下の見にくい位置にいたので、顔はよく見えませんでした。
写真を撮る予定ではなかっので、持っていたのが20倍ズームのデジカメでなかったのが残念無念。
レッドカーポットのスペースが狭いから人数も少なく、ブラピとローガンくんは、サインだけでなく一緒の写真もたくさん撮ってあげてましたよ。
上映前の舞台挨拶は時間通りに始まり、15分ほどで終了。
ブラピはラフな黒の上下、ローカンくんはスーツにネクタイと、なぜかばらばらな服装だったわ。
ブラピがローガンくんをからかったりして、ユーモラスでした。
ローガンくんは真面目で、若くて初々しかった。
ローガンくんの大ファンらしき女子高生(多分)3人組みが、客席にいたの。
彼の名前を書いたボードを出して一所懸命に手を振るから、ローガンくんも度々彼女たちを見て手を振っていたの。
彼女たちはうれしかったんでしょうね。舞台挨拶が終わると、3人抱き合って喜んでましたよ。
さて映画は、戦争の悲惨さ残酷さを、リアルに描いていました。
新米兵士ノーマンの変化が物語る、戦争の狂気。
死体の山を見ながら進んでいく歩兵。
屍を踏んでいく戦車。
火達磨の人間、爆撃で飛び散る人体。
女性向きの映画ではありません。
戦車“フューリー”は仲間をひとり失い、その代わりに戦車の事など何も知らない新米ノーマンが配属されます。
フューリーに乗り込むのは
ドン・コリアー“ウォーダディー” (ブラッド・ピット)
バイブル (シャイア・ラブーフ) 信心深い
ゴルド (マイケル・ペーニャ) メキシコ系
クーン・アス (ジョン・バーンサル)
ノーマン・エリソン (ローガン・ラーマン) 入隊前はタイピストだった
いつもやんちゃなシャイアが、今回は静かな役でした。
ノーマンは人を殺したくはない。
いきなり戦車に乗れと言われて、初めての戦場でびひりまくり。
しかし仲間や自分の命を守るには、誰であろうと敵は殺さなくてはならないのを身をもって体験します。
戦場では、殺すか殺されるかしかない。
敵を殺さないと進めない。
先輩達にもまれ、ノーマンは兵士になって行きます。
最後には、彼にもあだ名がつく。
そして冷酷で厳格にみえるウォーダディーも、実は信心深く、戦場の狂気に耐えているのがわかります。
部下には見せない彼の心情を現す場面は、始まりの方にもあります。
人を殺して平気でいるわけではないのです。
ノーマンがドイツ人のエマとふたりきりになるのも、ノーマンは気づかないけれど、ウォーダディーの優しさなんです。
つかの間の休息も、容赦なくかき消されていく戦場。
ブラビの上官で、ジェイソン・アイザックスが出演しています。
ゼイヴィア・サミュエルも、若き将校で冒頭に出演しています。
クリント・イーストウッドの息子、スコット・イーストウッドも出演していました。
それにしても、ローガンくんいい役でしたね~~。
ブラピと並ぶ重要な役どころで好演していたし、今後益々期待です。
(鑑賞日11月15日)
« 6才のボクが、大人になるまで。 | トップページ | インターステラー (試写会) »
「【映画】は行」カテゴリの記事
- ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024.11.09)
- 八犬伝(2024.10.29)
- ブリーディング・ラブ はじまりの旅(2024.08.01)
- ブラックライト(2023.03.23)
- フェイブルマンズ(2023.03.22)
「プレミア試写会」カテゴリの記事
- ヴァレリアン 千の惑星の救世主 ジャパンプレミア(2018.05.08)
- アサシン クリード スペシャル・スクリーニング(2017.02.18)
- キング・オブ・エジプト ジャパンプレミア(2016.09.03)
- スーサイド・スクワッド ジャパンプレミア(2016.08.29)
- 追憶の森 ジャパン・プレミア(2016.04.28)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: フューリー ジャパン・プレミア:
» 『フューリー』 2014年11月15日 TOHOシネマズ日劇 [気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!)]
『フューリー』 をジャパンプレミアで鑑賞しました。(本日の2本目)
相変わらずのブラッド・ピットのファンサービスは素晴らしい!
それに倣ってのローガン・ラーマンも素晴らしかった
【ストーリー】
1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士(ブラッド・ピット)がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフューリーと名付けたアメリカ製の中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に乗っていた。そんなある日、ウォーダディーの部隊... [続きを読む]
» 【映画】『フューリー』戦車戦の臨場感に震え5人の絆に泣いた [シネマ・クレシェンド]
ブラッド・ピット新作『フューリー』観てきました。客層がいつもと違って兵士あがり風な男性が多かったのが印象的だったな。フューリー(2014)アメリカ原題:イギリス 監督:デヴ ... [続きを読む]
» [映画『ヒューリー』を観た(寸評)] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆・・・二週連続で名作に恵まれました^^(『インターステラー』に続いて。来週は『ヤマト2199』もある^^)
その戦場の臨場感たるや、映画館を出たときは、身体が固くなっていました。
戦闘時の時間は、限りなく現実の時間の流れと近いです。
激闘のインターミッショ...... [続きを読む]
» これが戦争。『フューリー』 [水曜日のシネマ日記]
第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かう5人の米軍兵士たちの物語です。 [続きを読む]
» フューリー ★★★★★ [パピとママ映画のblog]
ブラッド・ピットと『サボタージュ』などのデヴィッド・エアー監督がタッグを組み、ナチスドイツ相手に戦車で戦いを挑む男たちの姿を描く感動の戦争ドラマ。第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かう5人の兵士たちの過酷なバトルを追う。『欲望のバージニア』な...... [続きを読む]
» フューリー / Fury [勝手に映画評]
ネタバレあり。
第二次大戦終盤の、欧州戦線における戦車乗組員の戦いを描いた映画。
この手の戦争モノでは、新兵が、先輩からのシゴキ、戦場の不合理・不条理、出会いと別れを経験して、一端の兵士になって行くというストーリーが定番だったりしますが、この作品もその...... [続きを読む]
» 映画「フューリー」 感想と採点 ※ネタバレなし [ディレクターの目線blog@FC2]
映画 『フューリー』 (公式)を昨日(映画の日)、劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら65点にします。
ざっくりストーリー
1945年4月、第二次世界大戦の最終局面のドイツ。ナチスが大暴れするドイツ軍に侵攻を進める連合軍に、ベテラン兵士ウォーダディー(ブラッド・ピット)の部隊に、戦闘経験の無い副操...... [続きを読む]
» 映画『フューリー』★ブラピの拳と新兵の“ライフ・イズ・ビューティフル” [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/165414/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
予告編の戦車を見たときに、思い出したのは
映画『 ライフ・イズ・ビューティフル 』 のラストシーン。
ユダヤ人収容所に、連合軍の戦車が入ってきて、第二次大戦の終結と解放を告げました。
そのときの戦車には、終戦と平和の象徴のように見..... [続きを読む]
» フューリー 監督/デヴィッド・エアー [西京極 紫の館]
【出演】
ブラッド・ピット
シャイア・ラブーフ
ローガン・ラーマン
【ストーリー】
1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、“ウォー・ダディ”というニックネームのアメリカ人兵士がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフ...... [続きを読む]
» 映画:フューリー FURY 史上初の、モノホン戦車が登場の迫力 & ドラマ性は認めつつも... ちーん! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
今作の話題は やはり何と言っても、映画 史上初の、モノホンのタイガー型戦車(写真)が登場すること。
ボービントン博物館に保存されていていた、唯一の動くタイガー!
アメリカ軍の戦車を圧倒するその脅威を、よりリアルに感じさせるのに非常に効果的だったと思う。
...... [続きを読む]
» フューリー/FURY [我想一個人映画美的女人blog]
「U-571」の脚本家で、キアヌ主演「フェイクシティ」(わたしはこれダメ)、現在公開中のシュワの「サボタージュ」
監督のデヴィッド・エアー監督&脚本times;ブラピ主演、製作総指揮の戦争映画。
これまで沢山の戦争映画を若い頃から観て来たけど
ここ...... [続きを読む]
» フューリー・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
この世の、地獄の果てに。
第二次世界大戦末期、“FURY(憤怒)”と名付けられた一台のM4シャーマン戦車に乗り組んだ、5人の戦車兵を描く、デヴィッド・エアー監督の超ハードな戦争大作。
物語を引っ張るのは歴戦の車長を演じるブラッド・ピットだが、実質的な主人公は手違いで戦車隊へと配属されたローガン・ラーマンの文系新兵だ。
観客は彼と共に過酷な戦場へと送り込まれ、135分の間泥まみれにな...... [続きを読む]
» 『フューリー』 悔しいほどの3つのこと [映画のブログ]
悔しいなぁ。
『フューリー』を上映している135分間、私は歯軋りしたいくらいだった。
これは日本じゃ撮れない映画だ。
デヴィッド・エアー監督・脚本の『フューリー』は、ナチス・ドイツ崩壊目前の1945年4月における、戦車フューリー(憤激)号に乗り込む5人の男たちの物語である。敵地ドイツの奥深く進撃する彼らは、友軍を次々に失い孤立していく。その戦いの酷さをこれでもかと描くのが本...... [続きを読む]
» 映画「フューリー」激しい戦闘シーンの間に語られる人間というもの [soramove]
映画「フューリー」★★★★
ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、
ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、
ジョン・バーンサル出演
デヴィッド・エアー 監督、
135分 2014年11月28日公開
2014,アメリカ,KADOKAWA
(原題/原作:FURY)
人気ブログランキングへ">>→ ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「第二次世界大戦末期のドイツを
舞台... [続きを読む]
» 「フューリー」 Fury (2014 SONY) [事務職員へのこの1冊]
冒頭とラストに、白い馬が登場する(最後のはちょっとしか出てこないので気をつけて)。ペガサスに代表されるように、白馬はきわめて神話的存在なので、この過激な戦争映画も、実は神話ですよという縁取りがなされている。ストーリーはきわめて単純。1945年4月というか...... [続きを読む]
» 戦地の父、その息子たち~『フューリー』 [真紅のthinkingdays]
FURY
1945年4月、第二次大戦末期。ヨーロッパ戦線では、連合軍がドイツ軍を追
いつめていた。戦車 「フューリー号」 には、ウォーダディー(ブラッド・ピット)
を中心として兵士たちが乗り込んでいたが、副操縦士の戦死により、新兵の
ノーマン(ローガン・ラーマン)が配属されて来る。
戦争映画は苦手なので、好んでは観ない。ブラッド・ピットも、特に...... [続きを読む]
» フューリー FURY [まてぃの徒然映画+雑記]
ブラッド・ピットが主演と製作総指揮を兼任した戦争モノ。
第2次世界大戦末期、ノルマンディーから上陸した連合国軍はナチスドイツの反撃に遭いながらもベルリンへ向けて進軍していた。これまで北アフリカからノルマンディー、そしてドイツへと転戦してきたドン曹長(ブ...... [続きを読む]
» フューリー 【劇場で鑑賞】 [映画B-ブログ]
ブラッド・ピット主演でローガン・ラーマンや シャイア・ラブーフが共演、監督は『サボタージュ』 などのデヴィッド・エアーが務める戦争ドラマ 『フューリー』が公開されましたので観に行って きました。 フューリー 原題:FURY 製作:2014アメリカ 作品紹介 ブラッ…... [続きを読む]
» 1945年4月――たった5人で、300人のドイツ軍に挑んだ男たち。「フューリー」 [Addict allcinema おすすめ映画レビュー]
[続きを読む]
» FURY / フューリー [いやいやえん]
【概略】
1945年4月、戦車“フューリーを駆るウォーダディーのチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマンが配置された。新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリーの乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていく。たった一輌の戦車でドイツの大軍と戦った5人の男達は、なぜ自ら死を意味... [続きを読む]
» 戦車アクションを見よ! [笑う社会人の生活]
1日のことですが、映画「フューリー」 を鑑賞しました。
1945年4月、ナチスドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍にアメリカ人のベテラン兵士 ウォーダディーがいた
彼は 自らフューリーと名付けた中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に戦っていた そんなある日 新兵ノーマ...... [続きを読む]
» 『フューリー』(2014) ~鋼鉄の家族、地獄を往く~ [偏愛映画自由帳]
2014年/アメリカ・イギリス/135分
監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット
ローガン・ラーマン
シャイア・ラブーフ
マイケル・ペーニャ
ジョン・バーンサル
■概要
原題は『Fury』。アメリカ・イギリス合作による2014年の戦争映画です。監督は『エンド・オブ・ウォッチ』のデヴィッド・エアー。主演は『ファイト・クラブ』のブラッド・ピッ...... [続きを読む]
遅い反応ですいません。
男臭い映画でしたね。
プレミアは、女性が多かったでしょうが。
投稿: sakurai | 2014年12月27日 (土) 14:11
★sakuraiさん
プレミアの観客はほとんど女性でしたよ。
ブラピでなかったら、女性客は少なかったでしょうね。
投稿: 風子 | 2014年12月27日 (土) 15:23
TBありがとうございます。
プレミア試写会へ行かれたなんてすごい!
わたしは30年ほど前に成田空港でブラピと遭遇しました。
バックパックを背負った小汚いイケメンという感じでした(^-^;
この映画は骨太な内容で、冷静な視点から戦争の狂気を描いていたと思います。
投稿: ミス・マープル | 2015年3月23日 (月) 08:41
★ミス・マープルさん
うわあ、30年前ですか。
ブラビはまだブレイク前ですよね? よくわかりましたね。
30代のころのブラピは、生で見たかったなあと思います。
戦争のむなしさと残酷さも伝わりました。
投稿: 風子 | 2015年3月23日 (月) 12:10