きっと、星のせいじゃない。
0と1のあいだは無限の数がある
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/kitto-hoshi
原作: さよならを待つふたりのために (ジョン・グリーン著/岩波書店)
末期のガンで肺の機能も低下し、酸素ボンベが手放せないヘイゼル・グレース(シャイリーン・ウッドリー)。今は奇跡的に薬が効いているけれど、学校にも通えず、友人もいない。そんなある日、両親に言われていやいや参加したガン患者の集会で、骨肉腫で片足を切断した高校バスケットの元スター選手ガス(アンセル・エルゴート)と出会う。ヘイゼルに惹かれたガスだが、彼女に距離を置かれてしまう。ヘイゼルに振り向いてもらおうと、彼女が敬愛する作家にメールを送って返信をもらうことに成功するガス。それをきっかけに、二人は作家に会おうとオランダへ旅行に出る。
難病ものだけど、死よりも“生”を見つめたティーンエイジャーのガン患者同士のラブストーリー。
0から1の間は無限なんだと考えて過ごしていけたら良いなと思う映画でした。
良いセリフがたくさんあった。
辛く悲しい現実だけでなくユーモアもあり、心を輝かせて残りの時間を生きていけたら良いなってお話。
思い出すこともあって、両親の気持ちやヘイゼルの気持ちに泣かされる場面がちょこちょこありました。
家に引きこもっている娘ヘイゼルに対し、母は少しでも楽しい事をして欲しいと願っている。
友だちを作って欲しいと、ガン患者の集会に行かせる。
そこで出会ったガスは、積極的にヘイゼルにアプローチ。
ガスは骨肉種で片足を切断。今のところ再発は無い。
しかしいつ病状が悪化して死ぬかわからないヘイゼルは、彼に辛い思いをさせたくないと、友達以上の関係を避けるけど、どんどん惹かれていくのよん♪
アンセル・エルゴートはイケメンではないけれど、見ているうちに、こんなボーイフレンドがいたらいいなと思えてきました。
ヘイゼルがお気に入りの小説「大いなる痛み」。
ヘイゼルは、主人公が死んだあとの話が知りたい。
主人公の周囲の人たちはどうなったのか。
作者のヴァン・ホーテンに手紙を出した事もあるけど、返事は無い。
そんな彼女の気持ちを知って、作家の秘書にメールを出して返事をもらったガス。
ヴァン・ホーテンが住むデンマークへ行くまで、費用やヘイゼルの病状などの問題がありましたが、何とか出発。
ヴァン・ホーテンが、ふたりに高級レストランの予約までしてくれていました。
ここからネタバレ。
なんとなくね、ガスの方が先に死んでしまう展開だろうとは思っていました。
しかし、いろいろ手配してくれていて良い人のように思えていたヴァン・ホーテンが、会ってみたらすっごくいけ好かないアル中のパジャマオヤジ。
みんな秘書の女性がしてくれていたの。
この展開には驚きました。
でも、家族を病気で失ったせいだろうというのも、予想はついていました。
ウィレム・デフォーは、こういう役がはまりますぅ。
ラストのガスの手紙が素敵だったわぁ。
彼はヘイゼルの人生に、輝きを与えてくれました。
ただ難病で闘病中にしては、シャイリーンは腕とか肉付きがよくて、病人に見えないわ。(爆)
ヘイゼルの両親には、サム・トラメルとローラ・ダーン。
(鑑賞日2月20日)
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14:米
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↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
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元気そうな病人たちでしたね。
悲壮感がなかったのが、いいのか悪いのか。
こんだけ死ぬ用意ができて死ねるって、妙にうらやましさも感じてしまいましたわ。
投稿: sakurai | 2015年3月12日 (木) 11:36
★sakuraiさん
死を受け入れる準備ができて死ねたら良いですね。
投稿: 風子 | 2015年3月12日 (木) 16:18
こんばんは
確かに、シェイリーンは肌ツヤも良くて健康的でしたね
ヴァン・ホーテンの正体は、私も、やられた〜と思いました
「死」よりも「生きること」に焦点を当てた映画でしたね!
投稿: Erika A | 2015年8月11日 (火) 21:52
★Erika Aさん
精一杯生きたいと思える映画でした。
投稿: 風子 | 2015年8月12日 (水) 13:59