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2015年3月13日 (金)

陽だまりハウスでマラソンを (試写会)

あきらめるのはまだ早い

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公式サイト http://hidamarihausu.com
3月21日公開

元オリンピック選手で伝説のランナー・パウル(ディーター・ハラーフォルデン)は、最愛の妻の病気をきっかけに夫婦で老人ホームに入居する。忙しく働くキャビンアテンダントのひとり娘に、負担をかけられないからだ。70歳を越えても心身共に健康なパウルは、子供だましのレクリエーションや規則にとらわれる施設側の態度にに嫌気が差し、施設内の庭でランニングを始める。ベルリンマラソン完走を目標に頑張る彼の姿を見て、当初はあきれていた妻や入居者たちも応援するようなり、ホームは賑やかに変わっていくが…。

上映前にトークショーがありました。

3月22日の「とくしまマラソン」完走でギネス認定に挑む“走る女三世代”中島ファミリー<祖母:かずえさん(80才)、 母:ちえさん(56才)、フリーアナウンサーの孫:彩さん(27才)>の3人がゲストでした。
お母さんは2年足らずだし、おばあちゃんはマラソンを始めて8か月だそうですよ。79でやったことないマラソンに挑戦するなんて、すごいですねえ。大阪マラソンでは完走はできなかったけれど、37キロまで走ったとか。初めは「いい年して何やってんだ。」と言っていたおじいちゃんも、今は応援してくれているそうです。

さて映画は、老人施設の実態(?)を考えさせられると共に、人生あとわずかとあきらめて生きるのではなく、いくつになっても楽しく日々を過ごす方が、心にも体にも良いって事。
動けるうちは、明るく生きていたいわねえ。

個性的な入居者の面々が、楽しませてくれました。
夫婦の絆や人と人とのつなかりも感じられるし、笑って泣ける作品でした。

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実際のベルリンマラソンでも撮影しています。

以前に乳癌を患った事のある妻の体調が良くない。娘は仕事柄、いつも両親宅に駆けつけられるわけではない。妻と共に渋々施設に入ったパウル。
施設でさせられるのは、彼にとってはつまらない事ばかり。
しかし家は売ってしまったし、妻だけを残して施設を出るわけにもいかない。
そんなパウルは、ランニングを始める。

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ベルリンマラソンに出場するという彼に対し、施設関係者や他の入居者、妻も冷ややかな目で見る。でも中には昔の彼を知っている者もいて、好意的な人もいますけどね。

ランニングを続けるうち、妻も昔のように練習に付き合ってくれるようになった。

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そして成り行きで、若い介護士と競争する事に。

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その様子を見ている入居者のじいちゃんばあちゃん。

悲しい事もありましたが、マラソンで頑張るパウルを応援する施設の人たち。

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(鑑賞日3月10日)

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