あの日の声を探して (試写会)
世界に関心を持とう
公式サイト http://ano-koe.gaga.ne.jp
4月24日公開
監督: ミシェル・アザナヴィシウス 「アーティスト」
1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジ(アブドゥル・カリム・マムツィエフ)は、ロシアの侵攻によって両親を銃殺されたショックで、声を失ってしまう。姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に置き、一人放浪するハジ。ロシア軍から逃げながら街へたどり着いたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロル(ベレニス・ベジョ)に拾われる。自分の手では何も世界を変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。
世界には、平和でない国や地域が多々ある。
平和な日本にいると、なかなか詳しい事を知ろうとしませんけどね。(^^ゞ
日本人には民族紛争や宗教問題による闘争などは、感覚的にわからないところがあります。だから、映画で知る事もしばしばです。
チェチェン侵攻も、こんなにひどい状況だったとは知りませんでした。
まずは知って、そして考える事が必要。
どちらがいいとか悪いとか決められないけれど、戦争は悲しみしか生まないのは確か。
大事な人や心を奪っていく。
物語は、両親を殺されたハジ、ハジの姉ライッサ、ロシア人青年コーリャ(マクシム・エメリヤノフ)3人の状況が並行して描かれます。
言葉も、チェチェン語(?)、ロシア語、フランス語、英語と出てきます。
ハジとライッサは演技経験のない素人だそうですが、ハジ役のアブドゥル・カリム・マムツィエフくんにはしばしば泣かされ、とにかくうまくて驚きました。
ずっとセリフがないのに、表情や動作で心情が伝わってきます。
両親と姉が殺され、荷物を背負って赤ん坊の弟を連れて逃げますが、それは幼い彼には容易ではなく、途中の民家に弟を置き、その家の人が弟を抱くのを確認して、またひたすら歩いていると、彼と同じく避難しようとする人が車に乗せてくれます。
しかし大きなショックで辛く悲しい彼は、言葉を発する事ができません。
同乗している人たちは、たぶん両親を殺された孤児に違いなく、辛いのだろうと察してくれます。
赤十字に保護されますが、ハジは逃げ出してしまう。
そしてキャロルと出会います。
徐々にキャロルに心を開いていく様も、よかったなあ。
最初はハジを面倒だと思っていた、キャロルの変化も良かった。
ハジの姉ライッサが家に戻ると、弟2人がいない。
彼女は、2人を探し出そうとします。
ロシア人の19歳の青年コーリャ。
路上で友人に勧められたマリファナを吸っているところを、警官に見つかって逮捕される。
そして刑務所ではなく、強制入隊させられる。
マクシム・エメリヤノフはロシア生まれのロシア人俳優だそうだけど、彼が演じるコーリャが、戦争の狂気に染まっていく様子にはとても考えされられます。
EU職員のキャロルは、自分の仕事に疑問を持ち始めます。
赤十字の責任者で、アネット・ベニングが出演しています。
(観賞日4月14日)
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『あの日の声を探して』 を試写会で鑑賞しました。
今日は散々であった。
会社を出ようとする前に、メールを1本送信したため出遅れ、
駅について電車に乗ろうとしたら、携帯に電話が掛かり1本見送り、
乗り換えの駅で降りるのを忘れて1駅乗り過ごす・・・という失態が続いた。
おかげで観難い、よみうりホールでは最悪の席に座った。
座高の高いオッサンの後ろだっため、字幕が被るはという状態であった。
こういう日もあるね(泣)
【ストーリー】
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» 映画・あの日の声を探して [読書と映画とガーデニング]
原題 The Search2014年 フランス、グルジア
舞台はロシアに侵攻された1999年のチェチェン
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