マッドマックス 怒りのデス・ロード

クレイジーな野郎と車たちのアクション

公式サイト　http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad

監督：　ジョージ・ミラー　　「マッドマックス」シリーズ　「ベイブ／都会へ行く」　「ハッピー フィート」

石油も水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)。彼は、資源を独占して恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーの軍団に捕われ、“輸血袋”として利用される。そんな中、ジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が反旗を翻しジョーに囚われていた５人の妻を助け出すと、彼女たちを引き連れ逃亡を企てた。裏切りに怒り狂うジョーは、大量の車両と武器を従え、容赦ない追跡を開始する。いまだ囚われの身のマックスもまた、この狂気の追跡劇に否応なく巻き込まれていく。

２Ｄ字幕版を見てきました。

なぜ３０年たって同じ監督がまたマッドマックスなのと思いましたけど、２００１年に撮影が開始されたのに、９．１１で米ドルが暴落して製作が中断。
主演予定のメル・ギブソンが舌禍事件などでＸ。
ヒース・レジャーを主演にしようと本人と打ち合わせていたけれど、ヒースが急死。
オーストラリアのロケ地の予定だった荒野が、大雨でたくさんの花が咲いて湖もできてしまったんだとか。
様々な不運な事情で製作できず、今になったらしい。
ロケ地はナミビアのナビブ砂漠になった。

本作は「マッドマックス２」の世界観ですね。
家族を守り切れずに失ってしまったマックス。
救いを求める人たちを救えなかったマックス。
そのトラウマに苛まれながら、荒野をさまよい生きている。

「マッドマックス２」同様に、初めから人助けをしようとしたわけでなく、たまたま手を貸す事になってしまった。

自由を求める女たちＶＳイモータン・ジョー軍団

もうね、ひたすら車とバイクのアクション。
ちょっと中休みがあったあと、またまたアクションの連続で、見ているだけで疲れました。
よくこんなアクションを考えたわねってくらい、とにかくイカレた奴らの怒涛のアクション。
しかも、できるだけ実写撮影なんだって。

荒野にいたマックスは、一帯を恐怖と暴力で支配しているイモータン・ジョーの部下に捕えられ、ウォー・ボーイと呼ばれる戦闘員用の“輸血袋”にされる。
(輸血にはオールマイティーのＯ型ってのが、ラスト近くで生かされるとは思わなかった。)

そんな中、大隊長のフュリオサがガソリンの補給に出発したが、ジョーを裏切り逃走。
彼女は自由を求めるジョーの５人の妻を秘かに連れ出し、緑の土地を目指していたのです。
妻たちの逃走を知ったジョーは、軍団を引き連れて彼女たちの後を追います。

ウォー・ボーイの１人で、ジョーに心酔するニュークス(ニコラス・ホルト)。

↑このメイクだけじゃ、ホルトとわからない

腫瘍に侵されて余命短い彼は、英雄として死ぬ名誉を得たいと思っている。
マックスを車のフロントに括り付けて、輸血しながら運転して追跡軍団に加わります。

これだけでもクレイジーよね。

ニュークスの車が大破し、なんとか体が自由になったマックスは、フュリオサたちと遭遇。

シャーリーズは頭の形も綺麗なのねえ。
こんな姿でも顔立ちの良さはわかる。
今回のキャラは、男前な女子。

ジョーの若い５人の妻。
出産が近いスプレンディドは、「トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン」のヒロイン、ロージー・ハンティントン＝ホワイトリー。
「アフター・アース」でウィル・スミスの娘だったゾーイ・クラヴィッツ。
プレスリーの孫、ライリー・キーオもいました。

ジョーの軍団はとにかくクレイジー。
ヴァルヴァリーニ一族のばあちゃん達も、タフでクレイジーだけどね。

火を噴くエレキギターを弾くのは、オーストラリア出身の「iOTA（イオタ）」ってミュージシャンなんだって。

↑真っ赤な服を着ているし、山車かよって思っちゃう

↓のアクションもすごかった。

車に詳しい人なら、数々の改造車も楽しめるのでしょうね。
確かクレーン車もあった。

ヤマアラシをイメージした車よ。
アクションもだけど、この映画の車のデザインを考えた人もすごいなあ。

(観賞日６月２４日)