画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密 (試写会)
画家になりたくて
公式サイト http://morisot-movie.com
6月13日公開
1865年のフランス。裕福な家庭に育ったベルト・モリゾ(マリーヌ・デルテルメ)と姉エドマ(アリス・ビュト)は、絵を描くことに没頭していたため、婚期を逃している姉妹。ある日2人がルーヴル美術館での模写をしていると、世間を騒がせている絵画「オランピア」の作者エドゥアール・マネ(マリック・ジディ)が現れた。ベルトはマネにモデルを頼まれたことから、彼のアトリエに出入りするようになる。マネはモリゾの美貌と才能に惹かれ、モリゾはマネの斬新な画法に目を開かれる。
2012年にフランスで製作されたテレビ映画を、日本で公開。
印象派の画家ベルト・モリゾの、エドゥアール・マネとの出会いから、ウジェーヌ・マネとの結婚までを描く。
モリゾとマネの関係が、実際にはどういうものだったのかはわかっていないらしいから、推測と創作なのでしょうが、いかにもフランスらしい男女関係にしているわ。
したたかな大人の女になっていくベルトだったわ。
画家としても女としても苦悩しながら、成長するベルト。
間に普仏戦争もあります。
それにしても主人公を演じる女優さんに、もっと若い人がいなかったのかしら。
20代を演じるのに40過ぎのおばさんは、マネより年上に見えちゃって違和感あるわあ。
実際年上の女優だし。
マネを演じるのは、「クララ・シューマン 愛の協奏曲」でブラームスだった、(ハゲだけど)イケメンのマリック・ジディ。
高貴な家庭では、楽器や絵を習うのは女性の教養のひとつ。
エドマとベルトは才能があったので、真剣に絵を学んでいた。
しかしそのために当時の結婚適齢期を過ぎてしまい、両親には気がかり。
そんな時、マネと出会う。
斬新な絵を発表しているマネに、エドマもベルトも興味を示す。
ベルトがマネのモデルになり、付き添いとして同行するエドマ。
しかしマネが既婚者と知ると、エドマは他の男性と結婚。
画家になる事も諦めてしまう。
女性が職業を持つ時代じゃないしね。
特に上流階級の女性は。
30近いエドマは、当時では、いき遅れの年齢でしょ?
それでも家が裕福だから結婚できたのかもと思いましたが、どうでしょう。
貧乏人のいき遅れなら、当時は難しかったのでは?
ベルトはマネの絵に惹かれて影響を受けると同時に、マネ自身に大して次第に恋愛感情を強くしていく。
マネはベルトより若い画家志望の女性も、モデルにしているので、それに嫉妬したり。
良家の子女だから、彼の妻や人前では、節度ある態度でいるベルト。
マネにしても、妻と離婚する気はない。
マネの弟との結婚を決めたベルト。
その事を話すベルトとマネの会話が、いかにもフランスだわ。
外で絵を書くのは、当時は斬新な事だったんですね。
↑この場面のような絵があった気がしますが...
美術に疎いのでわかりません。
もともと裕福な家に生まれ、ベルトの両親は彼女が絵を書くことに理解があったし、夫となったウジェーヌも裕福だし、理解があったから絵を書き続けられたという、恵まれた環境も彼女の成功の大きな要因ではないかしら。
実際のベルト・モリゾ
↓ベルトの娘ジュリー
美人の娘さんね。
(観賞日6月9日)
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『画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密』---BERTHE MORISOT---2012年(フランス)監督: カロリーヌ・シャンプティエ出演: マリーヌ・デルテルメ 、マリック・ジディ 、ベランジェール・ボンヴワザン、アリス・ビュト 、パトリック・デカン
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