人生スイッチ (試写会)
怒りを爆発させたら...
公式サイト http://jinseiswitch.gaga.ne.jp
7月25日公開
本国アルゼンチンで大ヒットし、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた全6編のオムニバス・ブラック・コメディ
ささいなきっかけで、押さえ込んでいた怒りのタガが外れてしまう人々の、衝撃の顛末。
アルゼンチンで大ヒットしたのは、国の社会事情を風刺した内容もあるからでしょうね。
怒りにまかせて行動すると、不運の連鎖でろくなことにならない。
人には優しくしなければいけないわね、と思えます。
それぞれどんな結末になるのかと見ていました。
一番笑い声が響いたのは、「エンスト」の結末でした。
エピソードは以下の6つ。
おかえし
機内での話。
ファッションモデルの女に話しかける男。
この男女が何かトラブルを起こすのかと思ったら、さにあらず。
男が自分は音楽評論家だというと、女の元カレが音楽家だという。
名前を口にすると、音楽評論家の男だけでなく、機内にはその元カレを知っているという乗客が次々と....
ひえ~~~~なラストだった。
こんな奴とかかわりたくない。(爆)
おもてなし
郊外のレストランのウエイトレス。
客がいない雨の日に店入ってきたのは、彼女の父親を自殺に追いやり、母親を誘惑しようとした高利貸だった。すると調理担当の女が、料理に猫いらずを入れて殺してしまえと言う。
ん~~、ちょっと考えちゃう結末。
エンスト
雄大な山に囲まれた一本道を、新しい高級車で走り抜ける男。前方を走るポンコツ車がノロノロ運転のくせに追い越しを邪魔する。ようやく抜き去る時に、「トロいんだよ、田舎者!」と捨て台詞を吐く男。ところが、程なくしてまさかのパンク。タイヤを取り換えていると、例のポンコツ車が追いつき、降りてきた運転手はスパナで新車をボコボコに。満足して立ち去ろうとする運転手に、男はあり得ない逆襲に出る。
この二人は、どっちもどっちって感じだったわ。
自業自得のラスト(爆)
ヒーローになるために
ほんの数分で見事にビルを爆破する解体職人の男。仕事を終えて娘の誕生会のケーキを買っていると、駐車禁止区域じゃないのに車をレッカー移動されてしまう。翌日、陸運局の窓口で訴えるが無視され、大暴れしてしまう。
大暴れして、仕事も家庭も失う男。
転落人生が、まさかの...(笑)
愚息
瀟洒な屋敷に暮らす裕福な男。息子が飲酒運転で妊婦をひき逃げしてしまい、その妊婦と胎児が死亡。男は検察官を買収しようてする。顧問弁護士にも金を払い、使用人にも金を払うから息子の身代わりにひき逃げ犯になれという。
金の亡者ばっかり。
人間てしょーもないね。
HAPPY WEDDING
結婚式の最中に、招待客の新郎の同僚の中のひとりが、新郎の浮気相手だと気づいた花嫁。
この話一つで、1本のラブコメにできそう。(笑)
ラブコメ大好きの私は、大いに楽しみました。
花嫁さんは美人だけど、この女優さん40歳なので、目元のしわが気になった。
やっぱり若い女優さん希望。
(観賞日7月16日)
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