ルンタ
焼身の想い
公式サイト http://lung-ta.net
監督: 池谷薫 「蟻の兵隊」 「先祖になる」
2008年の北京オリンピックを目前に控え、チベット全土で平和的デモが発生すると、中国当局のチベットへの弾圧が激しくなり、翌年から、自由とインドに亡命したダマイ・ラマ法王の解放を求める、“焼身抗議”をする人が後を絶たない。
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が暮らす、インド北部の町ダラムサラ。この町に30年間住み続け、NGO代表として故郷を失ったチベット人を支援する、日本人建築家中原一博さんや、チベットから逃れて来たチベット人政治犯へのインタビュー等を交えながら、今なにがチベットで起きているかを描いたドキュメンタリー。
世界で起きている事を知り、そして考える。
これは大事ですね。
是非、多くの人がチベットで起きている事を知って、考えてほしいです。
まずは知る事。
映画を見て、知ってほしいです。
中原一博さんのブログ「チベットNOW@ルンタ」
http://blog.livedoor.jp/rftibet/
「ルンタ」とは、チベット語で“風の馬”を意味し、天を翔け、人々の願いを仏や神々のもとに届けると信じられている。
焼身した127人は20代が多く、次いで10代だそうです。
死ぬより、生きてチベットの現状を変える努力をしてほしい若者たち。
なぜそんな人たちが焼身するのか。
それぞれ理由は違うかもしれないけれど、彼らの信仰とチベットに対する中国政府の弾圧が大きく関係しているのは確かでしょう。
武力で自由を得ようとしないのも、信仰からのようですね。
他人を傷つけるような行為はしないのです。
政治犯として捕えられると、拷問を受けるんですね。
それは昔も今も同じなんです。
拷問を受けたからと言って、中国人を殺そうとはしない。
「銃がなくても中国人の5人や6人は殺せるけど、しない。」と話す、24年も投獄されたおじいさんが印象的でした。
↑2008年チベット全域でチベット人が蜂起し、たくさんのチベット人が殺された。それを調査する目的でチベットに入った海外メディアの前に飛び出し、真実を伝えようとした僧侶。
中原さんはチベットへ行く事ができ、焼身があった現場も訪ねています。
チベットは近年、中国人観光客も増えているそうです。
しかし、チベットの文化や習慣を知らない人も。
確かダライ・ラマ14世は、チベットの独立ではなく、自治権を希望しているんですよね?
独立の実現は、今の中国ではまず無理だと考えての事でしょうけれど。
それにしても、ダライ・ラマ14世が亡くなったらどうなるのでしょう。
それも気がかりですよねえ。
とにかく、チベットに平和を。
(観賞日7月27日)
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