アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン

ハンマーを持ち上げるのは誰

公式サイト　http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers

監督：　ジョス・ウェドン　　「アベンジャーズ」

アイアンマンこと“戦う実業家”トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ロキの杖に秘められた力を利用し、人工知能ウルトロンの開発に着手する。それは完璧な平和維持システムのはずだった。しかし、進化と増殖を続けるウルトロンが選択した“究極の平和”とは、地球を脅かす唯一の存在＝人類を抹消することだった。暴走を始めたウルトロンを阻止すべくアベンジャーズは再び集結するが、彼らの前に、人の心を自在に操るワンダ(エリザベス・オルセン)と超高速で動く肉体を持つピエトロ(アーロン・テイラー＝ジョンソン)の超人姉弟が立ちはだかる。

２Ｄ字幕版で見てきました。

時系列では、
「アベンジャーズ」の１年後が「マイティ・ソー／ダーク・ワールド」
そのまた１年後が「キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー」
そして本作。

ロキの杖を手に入れるため、ソコビアにあるヒドラの施設をアベンジャーズが攻撃。
冒頭のこのアクションシーンは、３Ｄで映えるだろうなあと思いました。
スピーディーでわたし好み。
テンション上がったんだけど．．．

中盤はメンバーたちそれぞれのドラマで、ラストにまた大がかりなアクションシーン。
お金がかかっているのはわかるけど、映像としては冒頭のアクションが１番だったわ。

なにせメンバーが多いから、ひとりひとりのドラマ部分の時間が少なくてぐっとこないっていうか、どっと誰かに感情移入して見るって感じではなかったの。

ゴジラで夫婦役だった２人が、ヒドラの人体実験で特殊能力を持った姉弟で登場します。
トニー・スタークに恨みあり。
ヒドラのストラッカー役のトーマス・クレッチマンの出番が少なくて残念だったわ。

笑いやジョークもいれてバランスよく作っていると思うけど、シンプルな怒涛のクレイジーアクションのマッドマックスの方が、楽しめた。

なーんか、トニー・スタークの傲慢さもイラついたし、今回は大富豪の科学者のエゴで大勢の一般人が大迷惑したって事じゃないのと、ストーリー自体にあまり乗れずに冷めてしまいました。
ま、ハリウッド映画ではよくあるストーリー。
人工知能が人類を攻撃とか、地球で１番危険なのは人類で、人類がいなくなれば平和になるとか。

良かれと思った事とはいえ、邪悪なロキが持っていた杖にあった物だもの、むやみに使っちゃだめじゃないの？
やっぱり人類を破滅させるのは、エイリアンでなくて人類か？
ウルトロンで失敗したのに、スタークってばまたしょうこりもなく．．．
結果が良ければいいってもんでもないと思うけど。
金持ちやヒーローは何をしても許されるのか。

小ネタの数々には、くすっとさせられましたけどね。
トニーとソーが、互いの恋人自慢で張り合う。
ソーのハンマーを持ち上げようとするトニーには余裕だったけど、キャプテンアメリカはもしかしたら．．．と不安げに見ているソーとかね。

クリス・ヘムズワースの声が好きなのよ♪

今回、ハルクことブルースとナターシャの恋あり。
ナターシャが暗殺者として育成された過去の様子もあり。
ホークに妻子がいて、もうすぐ３人目が生まれるというプライベートが明らかに。

とにかく登場人物が多いから、監督や脚本は大変だと思うわ。

アベンジャーズが究極の選択を迫られる危機に、シールドが登場したのは○。

今回ドン・チードルも活躍するし、アンソニー・マッキーもちょっとだけ出演。
アンディ・サーキスも、ＣＧや特殊メイクではなくて出演している。
アイアンマンの１作目からジャービスの声を担当しているポール・ベタニーが、今回は顔もあり。(*^m^)

お決まりのスタン・リーチェック。
ＴＶドラマの「エージェント・オブ・シールド」にも出てたもんね。
本作ではパーティーに来てたけど、どういう関係者？
まさかシールドなの？(爆)

「アベンジャーズ」の感想はこちら

(観賞日７月８日)