ジュラシック・ワールド

なぜか目立つ“寿司”の看板

公式サイト　http://www.jurassicworld.jp

製作総指揮：　スティーヴン・スピルバーグ

コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、２２年前多くの犠牲者を出した“ジュラシック・パーク”に変わる新たな恐竜テーマ・パーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし、連日大勢の観光客でにぎわっていた。１６歳のザック(ニック・ロビンソン)と１１歳のグレイ(タイ・シンプキンス)の兄弟は、パークの管理者である叔母のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)を頼りに来園したが、多忙なクレアは、兄弟の相手を部下に任せることに。折しもパークでは、Ｔレックスよりも巨大で凶暴な新種の恐竜“インドミナス・レックス”を遺伝子組み換え操作で創り出し、新たなアトラクションとして準備中だった。獰猛なヴェロキラトプルを調教中の元軍人オーウェン(クリス・プラット)は、そんなパークの経営方針に警鐘を鳴らす。そんな時、予想以上に知能の高いインドミナス・レックスが、隔離エリアから脱走してしまう。

２Ｄ字幕版で見てきました。

監督は、スピルバーグが直々にオファーしたという新人監督コリン・トレヴォロウ。
この監督の日本未公開作「彼女はパートタイムトラベラー」をレンタルで見ましたが、

新聞に広告を出した男は、本当にタイムマシンを作って過去に行くつもりなのか、それとも頭がイカレた妄想男なのか。ラストは確かにええ～～っと驚いたけど、それまでの流れが退屈だった。
話のプロットはいいと思うけど、引き込まれるようなスムーズさがなかったのよ。

それが、今回の大作でも同じ。
場面場面は悪くないんだけど、流れがよかったのは、ラスト近くの短い時間だけだった。
しかし、肝心の二頭の区別がつきにくかったのが△。

２Ｄであまり大きくないスクリーンでの観賞だったせいかと思ったけど、テレビで「ジュラシック・パーク」を見たら、もっと引き付けられたし、ワクワク度も高かった。

本作では、「ジュラシック・パーク」に出演していたＢ・Ｄ・ウォンが、同じ役で出演。

新種のインドミナス・レックスは、彼が様々な遺伝子を組み合わせて作り出した。

ジュラシック・ワールドの経営者は、イルファン・カーン。

それにしても、恐竜を現代になんか蘇らせてはいけないと、２２年前にわかっているはずなのに、人間てなんて愚かなの～。
しかも遺伝子操作した恐竜だなんて、未知の生物って事でしょ。
全く何を考えているんだか。
地球上で一番危険な生物って、やっぱり人間よ。

ラプトルを調教しているって設定は、面白い。

今回の悪役は、ヴィンセント・ドノフリオ。
恐竜を兵器として軍事利用しようと考えている。

兄弟の乗る乗り物は、２２年前の車よりずーっとおしゃれなデザイン。
機能もたくさんついている。

頑丈にはできているけど、２２年前と同様、恐竜に壊されちゃう。

このシリーズの見せ場は、人間たちのいるエリアに恐竜が入ってきて、パニックに陥るところよね。
どうやって恐竜から逃げながら戦うか。
旧シリーズにあった施設も、本作に登場。

弟役のタイ・シンプキンスくんは、「アイアンマン３」他、出演作を何本か見ているのでわかりました。特徴のある顔よね。

兄役のニック・ロビンソンは、今後映画のオファーが多くなるかも。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と本作がアメリカで大ヒットとなっているので、クリス・プラットはすっかり売れっ子俳優になりましたね。
荒野の七人のリメイク版にも出演予定。

本作では、サバイバル術にたけたかっこいい役。
こういう事態では、兄弟と同じく、こういう人のそばにいたいですね。

(観賞日８月６日)