ベル&セバスチャン
たくましく育つ山の少年
公式サイト http://www.belleandsebastian.net
原作: アルプスの村の犬と少年 (セシル・オウブリ著)
監督: ニコラ・ヴァニエ 「狩人と犬、最後の旅」
1943年、フランス。アルプスの麓の小さな村で暮らす孤児のセバスチャン(フェリックス・ボシュエ)。村では周囲をうろつく大きな野犬が、大事な家畜を襲っているとして、“野獣”と呼ばれ村人の目の仇にされていた。ある日、その野犬と出会ったセバスチャンは犬の警戒心を和らげ仲良くなると、“ベル”と名付けて、命を狙う村人から守っていく。その頃、村にもドイツ兵が現われ、アルプスを越えてスイスに亡命しようとするユダヤ人の捜索に乗り出していた。そんな中、ユダヤ人一家を救うため、ベルとセバスチャンは道案内人として危険な冬のアルプス越えに命がけで挑む。
原作にはない話も入っているらしい。
季節で変化する山の風景が美しいです。
子供の頃は、都会のぎすぎすした場所より、こういう大自然の中で育つ方がいいわよね。
大自然に、少年の成長と犬。
こういうの好きです。
セバスチャンは、おじいちゃんと呼んでいるけど血はつながっていないセザール(チェッキー・カリョ)と、その姪のアンジェリーナと暮らしている。
ママはアメリカにいて、山の向こうがアメリカだと思っている。
セバスチャンは学校に行っていないのだ。
セザールが行かせないのには、わけがあるみたい。
村では羊が襲われて、それが野獣の仕業と思われていた。
“野獣”とは、飼い犬だったけど、飼い主に虐待を受けて逃げ出した野犬。
山でその“野獣に”遭遇したセバスチャンは、仲良しになります。
最初は汚れていてきったなーい犬。
しかし池で綺麗になると、あーら真っ白な毛並みの雌犬。
セバスチャンは「ベル」と名付け、誰にも内緒で山で一緒に遊ぶ日々。
グレート・ピレニーズという種類の犬だそうです。
そこへ村にもドイツ軍がやってきます。
ドイツ軍将校は、イケメンのドイツ人俳優、アンドレーアス・ピーチュマンよ♪
セバスチャンは、ベルを罠から守ったり、撃たれた時には手当てに奔走したりします。
スイスへの山越えを手助けをしていたアンジェリーナの恋人ギヨームが、羊を襲うオオカミをベルが追い払うのを目撃。足を怪我したギヨームをベルが助けたりして、セザールやアンジェリーナのベルへの疑いがはれます。
そしてケガでユダヤ人一家の道案内が出来なくなったギヨームの代わりを、アンジェリーナとセバスチャンとベルがする事に。
追ってくるドイツ兵から、必死に逃げて雪山を進むセバスチャン達。
映画の冒頭から、高所恐怖症の私にはひえ~~な場面がありましたが、雪山でも足がすくむような場面がありました。
エンドロールの後の映像も見てね。
すでに続編の製作が完了しているらしいです。
(観賞日10月13日)
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» ベル&セバスチャン。 [すぷのたわごと。]
『ベル&セバスチャン』を観に行ってきました。
犬と子供という最強コンビ。(笑)
原題は『 BELLE ET SEBASTIEN 』。
「アルプスの村の犬と少年」という本が原作で、日本では「名犬ジョリィ」というタイトルでアニメ化されたらしい。
原作本は未見、アニメは…かすかな記憶がある。
と言っても、でっかい白い犬と少年の話だったという程度で、内容は覚えていない。
あのアニメで“ピレネー犬”という名前も知ったと思う。
セバスチャンにベル( BELLE..... [続きを読む]
TBありがとうございます。
でっかい賢い犬と、ちっちゃいかわいい子供、最強コンビですね。(笑)
続編はどんな話なんでしょうねぇ?
投稿: すぷーきー | 2015年10月15日 (木) 20:14
★すぷーきーさん
少年と犬が一緒の様子がとても微笑ましかったです。
次の内容も気になりますね。
投稿: 風子 | 2015年10月16日 (金) 08:58