オデッセイ (試写会)
ディスコミュージックで乗り切れ
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/odyssey
2月5日公開
原作: 火星の人 (アンディ・ウィアー/ハヤカワ文庫)
監督: リドリー・スコット
火星での探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。宇宙船ヘルメス号の他の乗組員は、ワトニーが死亡したと思って火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは知識を駆使して生き延びようとする。一方、ワトニーの生存を知ったNASAは、世界中から科学者を結集し、救助計画を作成。そしてヘルメス号の仲間たちもまた、大胆な救助ミッションを敢行しようとしていた。
2D字幕版の試写会でした。
GG賞をコメディ/ミュージカル部門で受賞しているから、悲惨な結末にはならないだろうと思っていたので、ハラハラ度は低めで、ワトニーがんばれーと見ていました。
危機的状況でもあきらめず、ユーモアと知恵で生き延びようとするワトニー。
彼のユーモアが、観客の緊張感を和らげてくれます。
まあね、あきらめたら、その時点で100%死ぬ状況ですから、生きるにはなんとか自分を奮い立たせないとね。
でもいくら頑張っても、自分一人では地球に帰れないので、ほかの人たちの協力は不可欠だし、彼らを信じるしかありませんよね。
火星ではワトニーが一人で奮闘しますが、NASAのスタッフ、そしてワトニーの生存を知らされたヘルメス号のクルーたちの対応も、見所となっています。
それにしても、この映画にも中国資本が入っているの?
最近のハリウッドの娯楽大作では、またかという感じです。
ヘルメス号で火星探査に来たクルーたち。
ルイス船長 (ジェシカ・チャステイン)
リック・マルテイネス (マイケル・ペーニャ) 操縦士
ベス・ヨハンセン (ケイト・マーラ) システム・オペレーター
クリス・ベック (セバスチャン・スタン) 生物学者
アレックス・フォーゲル (アクセル・ヘニー) ドイツ人天体物理学者
マーク・ワトニー (マット・デイモン) 植物学者
18日目に猛烈な砂嵐にあい、それで飛ばされた通信アンテナが激突して行方不明となったワトニーの、宇宙服が破損しているとのデータを見た残りのクルーたちは、ワトニーの捜索を諦め、ミッションを中止して火星から脱出。
砂嵐はCGではなく、人工的に作った本物だそうです。
火星のシーンは、主にハンガリーのセットですって。
ヘルメス号が去った翌日、目を覚ましたワトニー。
なんとか居住施設に戻って、生き延びる方法を考える。
食料の中にジャガイモを見つけた植物学者の彼は、なんとか水を製造し、有機肥料(排泄物です)で栽培する。
しかし聞ける音楽が、船長の好きな昔のディスコミュージックなの。
なんでこんな曲ばかりと愚痴りながら、それらを聞くしかないワトニー。(爆)
次の火星探査船が来るのは4年後。それまでなんとか、持ちこたえなければ。
一方、NASAではワトニーは死亡したと発表し、葬儀も行われた。
でもある日、NASAが火星の衛星画像を調べていると、ワトニーの生存を示すような画像があった。
そして火星での通信手段を得たワトニーから、NASAにメッセージが届く。
NASAのスタッフはベテランぞろいですが、「マジック・マイク XXL」に出演していたドナルド・グローヴァーが、優秀な学生役でした。
ショーン・ビーンがいい人の役なのは、うれしかったです。
ラストに流れたのは、「恋のサバイバル(I Will Survive)」
あはは、ぴったりすぎるぅ。
(鑑賞日1月26日)
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★ジョニー・タピアさん
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難しいかなと思います。
投稿: 風子 | 2016年1月30日 (土) 10:33
TBありがとうございます。
ワトニーの知識の豊富さとユーモアが良かったです。
さっそく図書館に「火星の人」の予約をしました。(笑)
投稿: すぷーきー | 2016年2月10日 (水) 22:17
★すぷーきーさん
死と隣り合わせなのを自覚しつつ、
ユーモアをもって頑張っているのがよかったですね。
投稿: 風子 | 2016年2月11日 (木) 13:44
これ、絶対中国資本入ってますよね〜
すごいいい人役だった
あまり制作側の懐事情が映画から伝わってくると、現実に引き戻されちゃいますね〜
全体的には楽しめました!!
投稿: Erika A | 2016年3月 8日 (火) 23:34
★Erika Aさん
なんか、不自然に中国の場面が挿入されているような感じがしました。
投稿: 風子 | 2016年3月 9日 (水) 14:15