ザ・ブリザード (試写会)
究極のサバイバルと救助
公式サイト http://www.disney.co.jp/movie/bzd.html
2月27日公開
実話の映画化
原作: The Finest Hours: The True Story of the U.S. Coast Guard's Most Daring Sea Rescue (ケイシー・シャーマン,マイケル・J・トーギアス著)
監督: クレイグ・ギレスピー 「ラースと、その彼女」 「ミリオンダラー・アーム」
1952年2月18日未明、マサチューセッツ州ケープコッド沖を最大規模のブリザードが襲い、強風と高波を受けた巨大タンカー、ペンドルトン号は真っ二つに裂けてしまった。操舵室があり船長のいる船首は海の底に沈んでしまい、残された一等機関士レイモンド・シーバート(ケイシー・アフレック)は、急遽指揮を執ることとなる。一方、アメリカ沿岸警備隊のチャタム支局では、一等水兵のバーニー・ウェバー(クリス・パイン)が、新任の司令官クラフ(エリック・バナ)から、ペンドルトン号の救出指令を受ける。バーニーは自殺行為だと知りながらも、同行者とともに、定員12名の木製の小型救命艇36500で、荒れ狂う海へと救出に向かう。
2D字幕版の試写会でした。
嵐の暗い海のシーンがほとんどなので、もし3Dで見るならIMAXがいいでしょうね。
ディズニーが映画化した実話だから、悲惨な結果はないだろうと予測できてしまうのが残念ね。
まあ、結果はわかっているので、それまでの過程がどのようなものだったのかを教えてくれます。
救助に向かう救命艇36500の様子と、半分になったタンカーに残された船員たちの奮闘ぶりが、交互に描かれます。
巨大な波を越えて進む救命艇36500の様子が、見ている方も波にのまれそうで迫力ありました。
エンドロールで当時の写真が次々と映し出されると、本当に大変な思いをした人たちがいたのだなあと、感慨深かったです。
同じ時に、ペンドルトン号とは別の大型タンカーも真っ二つになり、沿岸警備隊はそっちの救助に出払っていた。
高台に住む漁師から、かなた沖で、救助を求める汽笛が鳴って船影を見たと連絡があり、クラフがバーニーに救助を指令します。
当日は風速40m以上で、波も20m以上だったらしい。
今だったら、こんな二重遭難の恐れがある状況で、救助に行かせたりしないわよね。
もちろんベテランの隊員たちは、いくら命令でもバーニーに救助はあきらめるように言いますが、彼には、1年前同じ海で8人の命を救えなかったという思いが強かったのか、遭難者がいる所までたどり着ける保証もないのに出発します。
バーニーと出動したのは、リヴシー(ベン・フォスター)、フィッツ(カイル・ガルナー)、マスキー(ジョン・マガロ)。
一方、真っ二つになったタンカーに取り残された船員たち。
生き残るために侃侃諤諤。
結局、一等機関士シーバートが、自らの知識を総動員して、なんとか沈没までの時間を稼ごうとします。
バーニーらもシーバートらも、死を覚悟しながらも必死に頑張ります!
バーニーの身を案じる恋人のミリアムに、ホリデー・グレンジャー。
特徴のある顔で、見た事あるなあと思ったら、シンデレラのいじわるな義姉役だったのね。
気の強い女性を演じていました。
実際には、当時バーニーとミリアムは、すでに結婚していたそうです。
(鑑賞日2月16日)
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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168776/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
実際にあった、海難救助だそうです。
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TBありがとうございます。
無謀すぎる救出劇でしたね。
定員12人の救命艇で、救助に向かった4人+生存者32人、合計36人があんなちっちゃな船に乗って、よく港に帰りつけましたよね。
投稿: すぷーきー | 2016年3月 3日 (木) 19:35
★すぷーきーさん
本当に、小さな船にあんなにたくさん乗って、
よく帰ってこられましたよね。
驚きました。
投稿: 風子 | 2016年3月 4日 (金) 08:22
意外な恋愛映画の立ち上がりに?という事でしたが、まあエンディングまで見るとそういう事なのね、と言う感じがしました。
事実なんで生還ありきの作りという事なんでしょう。
ミリアムがなかなか現代的な女性にびっくり。嵐の航海はさすがディズニーでした。
こちらからもTBお願いします。
投稿: atts1964 | 2016年3月 8日 (火) 09:16
★atts1964さん
内容も映像も、
ディズニーらしいなと思いました。
投稿: 風子 | 2016年3月 8日 (火) 09:42
TBありがとうございます。
ディズニー映画とわかると安心して見てしまいます。
ケイシー・アフレックがすごく頑張っていたのには、胸ズキュン!
ミリアムをあの時代の女性らしからぬ姿で描いたのは、いろいろ配慮もあったのかしら。
行きはすごく大変な思いをしたのに、帰りは結構あっけなく帰ってきたので、ちょっと驚きました。
でも結構面白かったです。
投稿: ミス・マープル | 2017年1月30日 (月) 16:26
★ミス・マープルさん
ブリザードがおさまって、帰りは行きより海の状態がよかったので、あっさりに思えるのかも。
投稿: 風子 | 2017年1月31日 (火) 00:04