マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章
待っていても幸せは来ない
待っている時間はない
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/marigold
監督: ジョン・マッデン 「恋におちたシェイクスピア」 「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」
インドのマリーゴールド・ホテルは、今や常時満室状態で経営は順調。結婚を控えた若きオーナー、ソニー(デヴ・パテル)は新館をオープンするために、共同マネージャーになったミュリエル(マギー・スミス)とともに渡米し、投資会社の社長タイ・バーリー(デヴィッド・ストラザーン)に融資を持ち掛ける。すると最終決定は、身分を伏せた鑑定人による評価に委ねられた。 マリーゴールド・ホテルに長期滞在するイギリス人の男女5人。最初は不満タラタラだった彼らも、今ではこのボロホテルでの暮らしを気に入っているが、それぞれに様々な思いや事情を抱えていた。そんな中、ソニーが帰国すると、予約なしの客が訪れる。彼が「ガイ・チェンバース」と名乗るのを聞いて、バーリーが「ガイ(男)を送る」と言っていたのを思い出したソニーは、ガイ(リチャード・ギア)を鑑定人だと決めつける。
前作「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」は、原作小説があったけど、続編の本作はオリジナルなのかしら。
楽しいし笑えるし、それぞれの話がうまく編集されていてテンポがよく、見に行ってよかったです。
シニアの面々だけど、それぞれ恋愛で悩む。
恋愛の悩みは、世代に関係ない部分もありますね。
大きく違うのは、残っている時間は若者よりずっと少ない事。
隠居生活でなく、アクティブに生きようとしている長期滞在者5人に、元気がもらえる。
ホテルの鑑定人に関しても、工夫があって騙されました。(笑)
とってもコミカルだけど、悲哀も感じられました。
冒頭はアメリカで、融資の依頼に行くソニーとミュリエル。
イヴリン(ジュディ・デンチ)は、生地の買い付けの仕事で、出張もある責任者として正式採用したいと言われる。ダグラスとの関係は、前進する勇気がない。
ダグラス(ビル・ナイ)は、観光ガイドの仕事をしているものの、なかなか記憶できず地元の少年を助手にしている。
キャロル(ダイアナ・ハードキャッスル)と結婚したノーマン(ロナルド・ピックアップ)や、二人の金持ち男性と交際しているマッジ(セリア・イムリー)は、経営を任された外国人クラブの経営不振と、恋愛問題を抱えている。
恋に不器用な人も恋多き人も、それぞれに悩むんですねえ。
切なさも、良く感じられました。
ミュリエル(マギー・スミス)は、みんなに内緒にしている事がある。
一方ソニーは、恋人スナイナとの婚約式と結婚式を控えている。
そんな中、スナイナのの兄の友人クシャルが街に帰ってきて、スナイナといちゃつくので、内心面白くない。しかも改装してマリーゴールド・ホテルの新館にしようとしていたシュプリーム・クオリティ・ホテルを、クシャルが購入してしまうので、ますます気に入らない。
そのためにスナイナとの仲も、険悪ムード。
ソニーが鑑定人だと判断したガイは、ソニーの母に気があるらしい。ガイに愛想よくするように、ソニーは母に言いますが、なかなか母は応じてくれない。
それでもインドでは、物事はきっとうまくいく。(笑)
みんなで踊るダンスシーンも、とっても楽しかったです。
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の感想はこちら
(鑑賞日3月14日)
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前作がとても好きな作品だったので、公開を待っていた。
海外ではとっくに公開していて、日本では約1年待たされた感じである。
前作の感想はここをクリックしてね。
【ストーリー】
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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168448/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・前作→ コチラ
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リチャード・ギア も、当ホテルへ☆
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製作国 イギリス/アメリカ
上映時間 123分
監督 ジョン・マッデン
音楽 トーマス・ニューマン
出演 ジュディ・デンチ/マギー・スミス/ビル・ナイ デヴ・パテル/ペネロープ・ウィルトン/セリア・イムリー/ロナルド・ピックアップ/ティナ・デサイ/リレット・デュベイ/リチ...... [続きを読む]
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1作目 がとても楽しかったので続編の本作も期待して鑑賞。とにかくキャストがベテランばかりなので安心して観れますよね。
1作目のメンバーに加え、今回はギア様がお仲間入り。あ~ ギア 様もシニアなんだ~とちょっと感慨深いものがありました(笑)。
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