追憶の森 ジャパン・プレミア
知らなかった妻の事
公式サイト http://tsuiokunomori.jp
4月29日公開
監督: ガス・ヴァン・サント 「ミルク」 「永遠の僕たち」 「プロミスト・ランド」
アメリカから富士山麓の青木ヶ原樹海にやってきたアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)の目的は、ここで自らの人生を終わらせる事だった。森の奥深くに分け入り、睡眠薬で自殺を図ろうとしていた彼の前に、傷だらけの体で森の出口を求めてさまよう、日本人男性(渡辺謙)が現れる。妻子のところへ戻るために助けを求める彼を放っておけず、アーサーは一緒に出口を探す。しかし一向に出口を見つけられず、森の中を彷徨い歩く2人に次々と試練が襲いかかる。アーサーはナカムラ・タクミと名乗るこの男性に次第に心を開いてゆき、自分がここへやって来た理由を語り始める。
渡辺謙さんの舞台挨拶付きの試写会。
入り口で、マスコミプレスをもらいました。
1800円の有料試写会だけど、TOHOシネマズのポイントもついたし、お得だったわ。
プレミアボックスシートは関係者席にしていたようで、その中に浅野忠信がいましたよ。
司会は伊藤さとりさん。
謙さんは舞台横の出入り口ではなく、観客が出入りする通路から登場しました。
ロサンゼルスで仕事があるために来日できないマシュー・マコノヒーからは、結構色々と話しているビデオメッセージがありました。
謙さんを色々といじって、とてもユーモラスなマシューでした。
これが見られたのも、お得よね。
さて映画ですが、映画の舞台は日本の青木ヶ原樹海。
始めに脚本ありきの作品だったそうです。
脚本を担当したクリス・スパーリングが、たまたまインターネットで青木ヶ原の事を知ったそうです。そこから物語を考えたらしい。
日本でも撮影していますが、大部分はボストンにある森での撮影だとか。
なので、日本ものではないものがないように、謙さんは小道具のチェックなどもしたそうです。
映画の始まりは、アメリカから片道切符で日本にやってくるアーサー。
樹海の奥に入って行き、岩に腰を下ろし、薬を飲み始める。
すると、ふらふらと歩いている男性を見つける。
近寄って行くと、傷だらけの体で、2日間出口を探しているという。
アーサーは彼に水を与え、コートを着せて出口の方向を指し示す。
しかし、なぜかその方向は行き止まりになっていた。
結局アーサーは、タクミと名乗るこの男とともに出口を探し歩く。
一緒に歩き回るうちに、アーサーは、ここへ来た理由を話し始めます。
アーサーと妻ジョーン(ナオミ・ワッツ)との結婚生活は、うまくいっていなかった。
原因は、アーサーが職場の同僚と浮気した事。
そのせいで妻の酒量が増え、アル中に。そして妻は事あるごとに、アーサーを責めた。
アーサーは転職したが、収入は低く、家計は不動産取引業をしている妻の収入に頼っていた。
そんな夫婦関係が、妻の病気によって変化。
ジョーンに起きた事は、ちょっと予想を裏切る展開になっていたのも良かったわ。
辛いですけどね。
タクミは、樹海は君らでいう「煉獄」だと言います。
霊が彷徨っている場所なんだと。
そして天に召されると、そこには白い花が咲くと。
タクミの妻子は、なんでそんな名前?と思いましたが、いいオチでした。
様々な伏線がありましたよ。
「レヴェナント」と共通する部分があるなあと思いました。
この映画もサバイバルしてます。
そして大事な人は、亡くなっても一緒にいるよ、そばで見守っているよって。
アーサーが樹海を見渡す場面がありますが、最初と最後では彼の気持ちが違い、空気が違って感じられます。
死のうとしたアーサーが、人生を振り返り、見つめ直していく過程を見守ってください。
見終わって、一緒に心が清められたような感じでした。
(鑑賞日4月26日)
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» 映画『追憶の森』★彷徨った魂の森に咲いた花を見つけたとき [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167775/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督:ガス・ヴァン・サント
・マシュー・マコノヒー (=アーサー)
・渡辺謙(=タクミ)
自殺目的のアメリカ人が、青木ヶ原の樹海に入るも
出口を探す日本人と出逢って、死ぬのをやめる――
..... [続きを読む]
» 青木ヶ原樹海~『追憶の森』 [真紅のthinkingdays]
THE SEA OF TREES
アメリカから片道切符で日本にやってきたアーサー(マシュー・マコノヒー)
は、富士山麓の青木ヶ原樹海にやってくる。そこで彼は、満身創痍で道に迷
い、助けを求めるナカムラ・タクミと名乗る男(渡辺謙)と出逢い、森の出口を
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» 死の森で出会った人は・・・ [笑う社会人の生活]
1日のことですが、映画「追憶の森」を鑑賞しました。
アメリカ人男性アーサーは自殺を決意し青木ヶ原樹海を訪れるが森の奥深くでけがを負った日本人男性タクミと出会う
アーサーと同じく死のうと来たが考え直し 出口を求めてさまよっていた アーサーは放っておけず一緒...... [続きを読む]
樹海でのロケは、全部日本ではないんですね。看板とかはリアルでした。
ものが強い作品でしたが、アーサーの心情が理解できる淡く、そして人生の再生譚でしたね。
花に転生するくだりが美しかった。
TBこちらからもお願いします。
投稿: atts1964 | 2016年5月 2日 (月) 17:15
★atts1964さん
悲しい話だけど、
見終わると明るい光と心の平穏が感じられて、
良かったです。
投稿: 風子 | 2016年5月 2日 (月) 22:08
今年はサバイバル映画が不思議と多いですよね。
妻や子の名前もそうですが、タクミもどちらかというとマイノリティですよね(笑)
ラスト、すべてが解決されホント気持ちよかったです。
投稿: ituka | 2016年5月 3日 (火) 09:38
★itukaさん
最近、斎藤工くんがブレイクしているので、
タクミはトレンディーかも(笑)
ちゃんと伏線が生かされていて解決していましたね。
投稿: 風子 | 2016年5月 3日 (火) 14:13
TBありがとうございます。
有料の試写会というのがあるんですね。初めて知りました。
散りばめられた伏線が回収されるのが気持ち良かったですね。
ジョーンの事は、びっくりでした。
そういえば、渡辺謙は『インセプション』の試写会のサプライズゲストで見たことがあります。
いっぱい喋ってくれるいい人のイメージでした。
投稿: すぷーきー | 2016年5月 5日 (木) 16:12
★すぷーきーさん
スターの舞台挨拶などがある場合、
時々有料の試写会がありますよ。
「リリーのすべて」もそうでしたよ。
私が行ったのでは「フューリー」がそうでした。
>渡辺謙は『インセプション』の試写会のサプライズゲストで見たことがあります。
私もその時に謙さんを見ましたよ。
今回もいっぱいしゃぺってくれましたよ。
投稿: 風子 | 2016年5月 5日 (木) 22:48
またよくある変な描写(名前)だな、
と思ってんですが・・・
すぐには理解できず、、、(汗
その場でわかったら感動しますね(苦笑
まぁ~映画ネタとして外人の方が、よくも青木ヶ原の樹海を見つけたな!
って驚きでした。
投稿: えふ | 2016年5月 9日 (月) 20:28
★えふさん
今はネットで様々な情報が簡単に得られますからね。
自殺の名所になっている場所が広い樹海というのが、
外人には不思議だったのでしょうか。
投稿: 風子 | 2016年5月 9日 (月) 22:10