シークレット・アイズ
リメイクだったのね
公式サイト http://www.secret-eyes.jp
アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」(2010年米アカデミー賞外国語映画賞受賞)のハリウッドリメイク
監督・脚本: ビリー・レイ 「ニュースの天才」 「アメリカを売った男」
夜ごとパソコンに向かい、アメリカ中の受刑者の写真を調べる、レイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)。彼にはどうしても見つけなければならない男がいた。それは2002年、ロサンゼルスでの事。殺人事件の現場に駆け付けたFBI捜査官のレイは、若い女性の遺体を見て愕然とする。被害者はテロ対策合同捜査班での相棒で良き友人のジェス(ジュリア・ロバーツ)の愛娘キャロリンだった。エリート検事補のクレア(ニコール・キッドマン)と捜査にあたるレイは、容疑者の特定に成功。しかし、FBIの内部事情が絡んだことから真相は葬り去られて未解決に終わってしまう。失意のうちにレイがFBIをやめてから13年。容疑者を見つけたと確信したレイは、検事になったクレアと、捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。
キャストに惹かれて見に行ったけど、かなりラストに近づいてから、「瞳の奥の秘密」のリメイクだと気が付いた間抜けなわたし。
前情報を入れていないからとはいえ、原題で気づくべきだったわ。
そういえば、ハリウッドでリメイクするとかなり前に聞いた覚えがあったけど、この作品だったのね。
でもオリジナルほど、目が語るっていう風には見えなかったな。
ラストはちょっと変えてあった。
今回はネタバレ全開で。
ジェスの愛娘がレイプされて殺され、ごみ箱で遺体が発見された。
容疑者を連行して、尋問で自白させようとするクレア。
マージンを挑発する尋問の場面、好きです。
自白を引き出すものの、マージンはテロ対策の大事な情報屋だし、証拠不十分として釈放されてしまう。
マージンを釈放したモラレス検事(アルフレッド・モリーナ)に怒るレイ。
だいたい、この手の犯人の嗜好は変わらない。
野球ファンだったマージンが、競走馬が好きというのに疑問を持ちました。
そして、レイがマージンたと思った男ベックウィズは、やっぱりマージンではなく別人だった。
野球場でのアクションシーンは、オリジナルのサッカー場でのアクションの方がスリリングだった気もするけど、はっきり覚えていないのでわからない。
ジェスは娘を殺した犯人には、死刑でなく終身刑を望んでいたのに、銃で撃って遺体を埋めたというのも、どうもおかしいなと思いました。
で、そうか、リメイクなんだと気づいた。
あとはオリジナルと同じく、犯人は監禁されていた。
ジェスを尾行して、マージンが生きていたのを知るレイ。
このままではマージンと同じく、君も終身刑だというレイ。
ジェスの人生も終わりのないむなしいままの日々になるという事なのでしょう。
レイは銃を監禁場所の小屋に置き、小屋の外に穴を掘り始める。
銃声がして、小屋からジェスが出てくる。
一方クレアは、キャロリンの事件資料を棚に戻す。
イジョフォーが熱血刑事を熱演していて、彼の怒りに共感できました。
ニコールは美しいですねえ。
彼女のレイに対する気持ちは、目で語られていました。
13年後のジェスはやつれた感じ。役柄上、無理もない。
ジュリアの顔があまり好きでないので、ノーメイク風だとすごく不細工でアップはやめてほしい。
あのでかい口元が好きでないのよ。
絵描き歌で書いたパン屋さんみたいなんだもん。
「瞳の奥の秘密」の感想はこちら
(鑑賞日6月14日)
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2015年
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111分
ミステリー/サスペンス/犯罪
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監督:
ビリー・レイ
脚本:
ビリー・レイ
出演:
キウェテル・イジョフォー:レイ・カステン
ニコール・キッドマン:クレア・スローン
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