サウスポー
短気は損気
公式サイト http://southpaw-movie.jp
監督: アントワーン・フークア 「エンド・オブ・ホワイトハウス」 「イコライザー」
誰もが認める無敗の世界ライトヘビー級王者、ビリー・‘ザ・グレート’・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、ボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンで行われた試合で強烈な右で逆転KOを決め、脚光を浴びていた。彼の武器は、怒りをエネルギーにする過激なスタイル。あるチャリティ・パーティの席で、ライバル選手の挑発に激高して大乱闘を引き起こし、混乱の中で妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)が流れ弾に当たって命を落としてしまう。悔恨と悲しみで自暴自棄となり、金も仲間も失い、ついには最愛の娘レイラ(ウーナ・ローレンス)とも引き離されてしまう。どん底に落ちたビリーは、無敗を誇った自分を唯一苦しめたボクサーを育てたトレーナー、ティック(フォレスト・ウィテカー)のもとを訪ねる。
ラッパーのエミネムが、1979年の「チャンプ」のリメイクを製作する話を、脚本家のカート・サッターに持ちかけたのが始まりだったそうです。
「チャンプ」はアンジーのお父さん、ジョン・ボイト主演の感動作だけど、まさかラストは同じではないわよねと見に行きました。
ストーリーに目新しさはなく、チャンピオンからどん底に落ちた男が、再起を目指して頑張る話。
「チャンプ」とは細かい設定は色々と違っていて、現代に合わせてアレンジされていました。
ストーリー展開は決まっているので、見所は、再起を図るジェイクの練習の様子とラストの試合。
ボクシングの知識はないけれど、見ていて力が入っちゃいました。
ボクサーを演じるため、ジェイクはすごい肉体になってますねえ。
チャンピオンのビリーのそばには、いつもモーリーンがいた。
同じ養護施設で育ち、どんな時もビリーを見捨てずに寄り添ってくれていた。
無学で短気なビリーを支え、ビリーにとって彼女は道しるべだったのに、自分のせいで死んでしまった。
きれいで賢かった妻がいなくなって、どうしていいのかわからないのよね。
で、妻が言っていた通り、金の切れ目が縁の切れ目。
ビリーをちやほやしていた人間も、ゴキブリのようにいなくなった。
保護者として不適格とされ、娘は養護施設に預けられてしまう。
豪邸を売らなくてはならず、安アパートへ。
娘と暮らすためには、ボクシングで稼ぐしかない。
元プロのトレーナーで、今は少年たちにボクシングを教えているティックを訪ねるビリー。
ティックはビリーの技術だけでなく、精神面も成長させます。
娘のために、因縁のライバル、ミゲルとのタイトルマッチに臨むビリー。
「チャンプ」は、妻とは離婚で妻は生きているし、息子のために頑張るんだけど、試合に勝っても父ちゃんは死んじゃう悲しいラスト。
本作はハッピーエンドで安心だったわ。
娘役の子は、トニー賞を受賞している子役なんですってねえ。
(鑑賞日6月10日)
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TBありがとうございます。
『チャンプ』は知らないんですが、どん底に落ちた後に這い上がるのは王道ですね。
美人でよくできた奥さんを自分のせいで亡くすのはショックでしょうねぇ。
投稿: すぷーきー | 2016年6月14日 (火) 23:39
TBありがとうございます。
短気は損気。
笑いました、確かに。ズバリです
投稿: mig | 2016年6月15日 (水) 01:44
★すぷーきーさん
王道のストーリーでしたね。
特別な絆の奥さんを失う気持ちはよくわかりました。
★migさん
>笑いました
座布団下さい。^^
投稿: 風子 | 2016年6月15日 (水) 11:38