ニュースの真相 (試写会)
真実を見極めるのは難しい

公式サイト http://truth-movie.jp
8月5日公開
原作: 大統領の疑惑 「原題・“Truth and Duty: The Press, the President, and the Privilege of Power”」 (メアリー・メイプス著/キノブックス, 7月26日発売予定)
監督: ジェームズ・ヴァンダービルト
ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。アメリカ・CBSニュースのプロデューサー メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)は、ダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務める番組で、ブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、センセーションを巻き起こした。だが、「新証拠」を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから、CBSは激しい非難を浴びる。
メアリーが担当していたのは、1968年から続いていた番組。
2004年4月、アブグレイブ刑務所における捕虜虐待の写真を公開し、大スクープとなった。
そして次に入った情報は、再選を目指すジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称疑惑。
ネタ元から入手したメモの真偽を、番組スタッフはできる限り調べて本物であるとした。
2004年9月に放送したが、あるブログが、メモの書体はタイプライターのものではなく、ワードで作成されたものだとして偽造だと書いていた。
映画では、報道番組の裏事情もわかりますね。
媒体は違えど、「スポットライト 世紀のスクープ」と共通する部分も多いなと思いました。
報道番組よりバラエティー番組の方が、スポンサー料が取れる。
スクープがないと厳しいのは、「ナイトクローラー」でも描かれていたし。
スクープの元になったメモが本物か偽物かで大騒ぎになり、なんとか本物だと証明しようとする番組スタッフ達。
CBSの上層部は、内部調査委員会の設置を決定。
表には出ないことを条件にしていたネタ元でしたが、結局ネタ元へのインタビュー映像を撮影せざるをえなくなったメアリー。
ブッシュが再選して番組スタッフは解雇されましたが、もし再選していなければ、彼らの処遇は違っていたのでしょうか。
メアリーが言うように、メモの真偽だけが話題になりますが、肝心の軍歴詐称疑惑についての真偽が審議されないのは、どういう事でしょうか。
メモが偽物だとしても、内容からして作った人は、当時の内部事情にかなり詳しいはず。
偽物なら、番組を罠にかけたのは誰なのか。
そういう事を調査する方向にはいかないんですね。
ニュース番組のプロデューサーは、昼夜を問わず激務で大変。
メアリーの場合は夫がとても理解があって、彼女を支えてくれていたのですね。
ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑のニュースは当時耳にしていましたが、アメリカではこんな事になっているとは知りませんでした。
話が本当かどうか、入手した証拠が本物かどうか、十分に注意しているのでしょうが、それでもこういう事があるのですねえ。
(鑑賞日7月12日)
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