ターザン：REBORN (試写会)

妻を取り戻せ

公式サイト　http://wwws.warnerbros.co.jp/tarzan
７月３０日公開

監督：　デヴィッド・イェーツ　　「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」　「ハリー・ポッターと謎のプリンス」　「ハリー・ポッターと死の秘宝」

１９世紀末の英国ロンドン。家督を継いで貴族となり、愛する妻ジェーン(マーゴット・ロビー)とともに裕福な暮らしを送る、かつてのターザンことジョン・クレイトン(アレキサンダー・スカルスガルド)。国政にも関わる彼は、ベルギー国王の招待でコンゴを訪問する。しかしそれは彼に仕掛けられた罠で、妻はさらわれてしまう。愛する妻と故郷を取り戻すべく、ジョンは鍛え抜かれた肉体と、研ぎ澄まされた本能を武器に、眠れる野性を呼び覚まして戦うことを決意する。

２Ｄ字幕版の試写会でした。

ん～、アメリカで興行収入が製作費に見合わなかったのも納得ね。
これって、子供が見て面白いかなあ。子供向きではないように感じました。
ターザンがジャングルを縦横無尽に移動する映像が、思っていたほどなかった。
ワクワクするような高揚感が、なかったわ。
ラストのアクションシーンはまずまずだったけど、感情的な盛り上がりに欠けるのよ。
１９世紀末の植民地問題というテーマもあるけど、ほとんどは妻をさらった一行を追いかけるターザンなのよね。

ベルリン会議で、ベルギー国王の私有地となっていたコンゴ。
近代化に努めていたけれど国王の負債が嵩んで、コンゴのダイヤやオパールを求めて、探検家で象牙商人でもあったレオン・ロム（クリストフ・ヴァルツ）をジャングルの奥地へ送り込む。
ヴァルツの悪役は、さすが見事です。

ロムの一行は豊富な鉱山を発見するけれど、地元部族に交換条件を出されます。
族長ムボンガ(ジャイモン・フンスー)が、彼と因縁のあるターザンを連れてこいと言うのです。

ロムはベルギー国王の招待として、ターザンをコンゴに来させようとします。
ジョンはコンゴに行く気はなかったジョンですが、アメリカ人のジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・Ｌ・ジャクソン)に、コンゴの実態を調べたいので、招待を受けてほしいと言われます。ベルギーがコンゴで、違法な奴隷貿易に関わっている疑惑があるというのです。

ジャクソンのお笑いパートとアクションは楽しかったです。

ジョンの、生い立ちやジェーンとの出会いは、回想映像で語られます。

ジェーンも、勝ち気でタフな女性として描かれています。

アレキサンダー・スカルスガルドは、ゴリラみたいなマッチョでなくて、敏捷に動けるマッチョな体を目指したとか。

ジム・ブロードベントとベン・チャプリンも出演していました。

(鑑賞日７月２７日)