シン・ゴジラ
NO! 核兵器
公式サイト http://www.shin-godzilla.jp
監督: 庵野秀明 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」
東京湾アクアトンネルで、崩落事故が発生。首相官邸での緊急会議で地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、上陸して街を破壊していく。“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物に対し、政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)を派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく中、矢口はゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する。
2014年に公開されたハリウッド版ゴジラでは、水爆実験は実はゴジラを殺すためだったとなっていた。
核に対する日米の違いですねえ。
本作では、60年代に不法投棄された各国の放射性廃棄物のせいで、巨大不明生物が生まれたとなっていました。
突然の崩落事故や、その後出現した巨大不明生物への日本政府の対応は、皮肉っているとも思えますね。
大きな権限がある米大統領とかと違い、日本はまず法律の制定とか、国会での承認が必要で、何かと時間がかかってしまうのは仕方ないのですが、どの部署が担当するかとかしょーもないやりとりの様子が笑えました。
出演者は主役級の人からベテランの脇役や、TVドラマなどでもよく見る人たちが大勢いました。
エンドロールで、出演者の最後に野村萬斎とあったけど、え~~?どこに出ていた?
ネットで調べたら、ゴジラのモーションキャプチャーをしたそうです。
わたしの一番の目当ては竹野内さんでしたが、長谷川博己が人間ではメインかな。
日本は一人のヒーローが解決するのでなく、やっぱりチームワークで解決する民族。
頼りなさげな平泉成さんも、やるときはやる!人だった。
各部署のはみ出し者が集まった対策チームも、面白くて良かったです。
最初に上陸した巨大生物は、目の形は魚だったし、地面を這うように移動していて、これは何?と思った。もしかして脱皮するの?と見ていたら、一旦海に戻って再び上陸したら、ゴジラに進化してた。
自衛隊による攻撃では効果がなく、国連では核兵器をゴジラに対して使用される事が決定された。しかし矢口はなんとかそれを回避しようと、ゴジラを倒す他の方法を大急ぎで実行しようとします。
知っている場所がいっぱい出てきたのも、うれしかったです。
科学技術館の屋上は行った事はありませんが、本物ですか?
横浜の洋光台(友人が住んでいた事がある)なんてローカルな場所も。
(鑑賞日7月29日)
« ターザン:REBORN (試写会) | トップページ | X-MEN:アポカリプス (試写会) »
「【映画】さ行」カテゴリの記事
- ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023.10.03)
- ザ・ホエール(2023.05.01)
- シャザム!~神々の怒り~(2023.03.28)
- ザリガニの鳴くところ(2022.12.25)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: シン・ゴジラ:
» シン・ゴジラ ★★★・5 [パピとママ映画のblog]
「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を日本版としては12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。謎の巨大不明生物“ゴジラ”の出現という未曾有の国難に直面した現代の日本を舞台に、全てが想定外の中でギリギリの決断を迫られる政府関係機関の緊急対応の行方と、ゴジラに立ち向かう人類の運命を、綿密なリサーチに基づくリアルなストーリー展開と迫力の戦闘アクションで描き出す。出演は「進撃の巨人」に続いての樋口... [続きを読む]
» シン・ゴジラ 総監督/庵野秀明 [西京極 紫の館]
【出演】
長谷川 博己
竹野内 豊
石原 さとみ
【ストーリー】
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物...... [続きを読む]
» 映画『シン・ゴジラ』★新・進・深・神!?ゴジラ現る!今度はど~する!? [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168568/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
『ゴジラ』( 1954 )→ コチラ
予告編で見たゴジラの赤光りが、
溶岩のように恐ろしく、気になっていました。
それが、どことなく切なくて ……
海..... [続きを読む]
» 『シン・ゴジラ』庵野秀明脚本・総監督、樋口真嗣監督・特技監督、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、野村萬斎、他 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
注・内容に触れています。『シン・ゴジラ』 脚本・総監督 : 庵野秀明監督・特技監督 : 樋口真嗣出演 : 長谷川博己竹野内豊、石原さとみ野村萬斎、他 物語・東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首... [続きを読む]
» シン・ゴジラ・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
ゴジラの咆哮の下、会議は踊る。
驚きの傑作、もとい究極の自主映画とも言うべき大怪作である。
12年前、「ゴジラ FINAL WARS」で北村龍平が完膚無きまでにぶっ壊し、更地になったゴジラ映画の世界観を見事にリビルド。
「もしも現代日本に怪獣が現れたら?」というリアリティの追求は、既に20年前に平成「ガメラ」がやった。
庵野秀明はじめ本作の作り手たちは、20年の歳月の流れを盛り込...... [続きを読む]
» 「シン・ゴジラ」☆リバイバルでリハビリ [ノルウェー暮らし・イン・原宿]
庵野映画である。
それが証拠に、劇場で売っている記念グッズのジグソーパズルだってTシャツだって、ゴジラとエヴァが戦っている絵なのだし、公式サイトでは既にエヴァにゴジラの尻尾が生えた合体フィギアも販売されていたり・・・・
いいのよ、だって庵野監督作品なんだから・・・・... [続きを読む]
» 『シン・ゴジラ』(2016) [【徒然なるままに・・・】]
ゴジラシリーズ29作目、今日から公開なので早速見てきました。庵野+樋口でゴジラ?と製作発表の段階で期待値は低かったのに、試写や最速上映では絶賛の嵐。かえって不安に駆られていたのですが……。2作め以降の「ゴジラ」は直接間接問わず1作目の続編としての位置付けでしたが、今回初めて1作目はなかったことになってます。これは大英断ですね。そして「もし現代に怪獣が現れたら」というシミュレーション映画になっています。怪獣のシミュレーション映画としては、1984年版「ゴジラ」を皮切りに「ガメラ/大怪獣空中決戦」や「ガ... [続きを読む]
» [映画『シン・ゴジラ」を観た^^] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆・・・見終えて立ちあがったら、足の付け根が緊張して痛くなってました^^ 面白かった。 そして、私は、今度の日曜日に仕事があるので、都知事選の期日前投票にすぐに行きました。 そうしたくなるほど、先ずは行政の大事さを知らされます。 未確認生物が認められ、...... [続きを読む]
» 映画「シン・ゴジラ」 [FREE TIME]
映画「シン・ゴジラ」を鑑賞しました。 [続きを読む]
» 「シン・ゴジラ」 これってエヴァンゲリオン? [はらやんの映画徒然草]
すでに観た周りの人の間では評判がいいらしい。 しかし、個人的にはこれは「ゴジラ」 [続きを読む]
» まさに新しきゴジラ! [笑う社会人の生活]
2日のことですが、映画「シン・ゴジラ」を鑑賞しました。
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生 緊急会議で内閣官房副長官・矢口は海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する
海上に巨大生物が出現し鎌倉に上陸 街を破壊しながら突進していく。政府は自...... [続きを読む]
» シン・ゴジラ(2回目鑑賞:レンタルDVD鑑賞) [いやいやえん]
【概略】
「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督・脚本を手掛けた12年ぶりの日本版『ゴジラ』。突如として出現した巨大不明生物・ゴジラと対峙する日本の姿を、リアリティを追求したストーリーとドキュメンタリータッチの演出で描き出す。
SFアクション
新作レンタルで借りてきました〜。一回目は映画館(「シン・ゴジラ」感想)、これは2回目の鑑賞になります。
エヴァ臭、アニメのようなカット割り、「あれは日本人(わたしたち)のゴジラではない」…など、色々と粗や不満は多い作品であることに... [続きを読む]
» 映画『シン・ゴジラ』評――修羅が再び日本を壊す・後編 [徳丸無明のブログ]
(前編からの続き)
さて、それではこの批評は、中途半端な尻切れトンボの終わり方をしてしまうのか。
結論めいたものを導き出すのは難しそうだが、いくつかの推測は提示できそうな気がする。
少し視点を変えて、『シン・ゴジラ』の、過去のゴジラシリーズ(特に第一作)...... [続きを読む]
コメント