インフェルノ
地獄絵の謎を解け
公式サイト http://www.inferno-movie.jp
原作: インフェルノ ヴィジュアル愛蔵版 (ダン・ブラウン著/角川書店)
監督: ロン・ハワード
ラングドン教授(トム・ハンクス)が目覚めたのは、なぜかフィレンツェにある病院の一室だった。過去2日間の記憶がない彼は、謎の刺客に命を狙われるも、女医シエナ(フェリシティ・ジョーンズ)の手を借りて、なんとか病院から脱出する。何も思い出せない彼のポケットには、1本のペンライトがあった。それが映し出したのは、ダンテの神曲“地獄篇”を模した『地獄の見取り図』。そこに刻まれた“暗号”を探るうち、ダンテのデスマスクの持ち主で大富豪の生化学者ゾブリスト(ベン・フォスター)に辿り着く。彼は急激な人口増加による人類滅亡を回避する唯一の解決策だとして、恐るべき計画をたてていた。ラングドンはゾブリストの野望を食い止めるようと、彼が残した謎の解明に挑む。
原作を読んでいるので展開に驚くことはなく、ロケ地の映像を楽しみました。
行ったことのない場所なので、本だけでは情景が浮かばないんですよね。
当然、小説では、ボッティチェリの地獄の見取り図が、もっと詳しく説明されているし、逃亡劇ももっと緊迫感があります。
映画だとカットしないと上映時間が長すぎちゃいますからね。
原作と比べると、かなりコンパクトになっていました。
ま、前2作もそうでしたけど。
原作では、ラングドンがずーーっと走って逃げながら謎を解いていく感じなので、とってもスリリングだしスピード感がありました。
執拗に追ってくる女暗殺者も、すごく怖かった。
2日間の記憶がないラングドンは、何を信じればいいのか、誰を信用していいのかわからない。
原作を未読の人は、展開に驚くと思います。
謎を解く手がかりは、地獄の見取り図。
追手から逃げながら、ゾブリストが残した暗号を次々と追うラングドンとシエナ。
フィレンツェは英語だとフローレンスですが、フランスの街みたいな響きですよね。
やっぱり“フィレンツェ”の方が、イタリアって感じがします。
フィレンツェ、ベネチア、イスタンブールと、世界遺産巡りみたいだわ。
イルファン・カーン 、 オマール・シー、 シセ・バベット・クヌッセンも出演しています。
(鑑賞日10月31日)
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» 映画『インフェルノ』★殺されそうになりながら旅行気分で(^_-)-☆ [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について: http://cinema.pia.co.jp/title/169049/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
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TBありがとうございます。
原作とはいろいろと違いましたね。
『ダ・ヴィンチ・コード』のシラス役をポール・ベタニーがやると知ったときは、「似合う!」と思い、実際似合っていると思いました。今回、ゾブリスト役をベン・フォスターがやると知ったときは、「似合う!」と思たんですが、悪役の狂気をシエナに持っていかれた感じでした…。
投稿: すぷーきー | 2016年11月 1日 (火) 23:41
まさに原作未読だったので、冒頭から「いままでと違う!」でしたし、どんでん返し、謎解きよりも、裏切り?の方がインパクトがありましたね。
ミステリーという感じではなくサスペンスでした。
こちらからもTBお願いします。
投稿: atts1964 | 2016年11月 2日 (水) 08:51
★すぷーきーさん
ゾブリスの登場が少なめでしたよね。
その分をシエナに持って行った感じでした。
★atts1964さん
誰か敵か味方か驚かれたでしょう。
原作を読んだ時、わたしもその展開にはやられました。
投稿: 風子 | 2016年11月 2日 (水) 15:23