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2017年10月19日 (木)

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

そして猿の惑星になった

War_for_the_planet_of_the_apes

公式サイト http://www.foxmovies.jp/saruwaku-g

監督: マット・リーヴス  「クローバーフィールド/HAKAISHA 」 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」

猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くの砦に姿を隠していた。ある夜、奇襲によってシーザーの妻と年長の息子の命が奪われる。シーザーは大勢の仲間を新たな隠れ場所へと向かわせ、自らは、人類の軍隊を統率する大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと旅に出る。

ちゃんと、昔の1作目につながる内容になっていますね。
なぜ、猿が人間を支配する存在になったのか。
なぜ、人間は言葉を話さないのか。

コーネリアスって、シーザーの息子だったのね。
“ノバ”って口のきけない少女が登場するけど、これも旧1作目に登場する女性。

脱出劇というアクションもあるけど、ドラマ性が強いわ。

シーザーは人間との戦争は望んでいない。
ただ自分たちを、そっとしておいてほしいだけ。
しかし人間たちは、猿を根絶させようとする。

War_for_the_planet_of_the_apes_2

まあね、親を思ってのこととはいえ、もともと身勝手な人間の科学者のせいでできたウィルスだものね。
人間の傲慢さが、自らの破滅を招く。

シーザーは妻子を殺した大佐に激しい憎しみを抱き、個人的な復讐をしようとする。
しかし憎しみに捕らわれたシーザーは、自分が殺したコバと同じだと、最後に気づく。

独裁者のように君臨する大佐。

War_for_the_planet_of_the_apes_4

猿たちを殺そうとする大佐も、ただの悪人ではなく、自らの信念のために悲しい過去を持つ存在。他人に厳しいが、自分にも厳しい男だった。

War_for_the_planet_of_the_apes_3

それにしても、ノバ役のアリア・ミラーちゃんは美少女ですねえ。

Amiah_miller

まだ13歳です。

↓ちなみに、猿の惑星(1968)のノバ役、リンダ・ハリソンさん
Linda

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の感想はこちら
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の感想はこちら

(鑑賞日10月18日)

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【映画】さ行」カテゴリの記事

コメント

TBありがとうございます。
シーザーは憎しみに囚われてるせいか、悪人顔でしたね。
人間は、自らの退化を恐れてエイプを嫌っているように見えました。
アミア・ミラーは、エイプたちが助けたいと思うようなかわいさでしたね。

★すぷーきーさん
モーションキャプチャーのアンディ・サーキスは、今回もさすがですね。
シーザーの表情がよくできてます。
アミアちゃんは、今後楽しみですねえ。

ノバの設定が旧作につながるって事ですね。
旧作につなげていく難しさは感じましたが、シーザーを見ていると、猿の社会の方が上ですよね。
いつもTBありがとうございます。

★atts1964さん
新三部作は、人間の愚かさが浮き彫りにされていましたね。

オリジナルにきれいに繋がるには時間がありそうで1本くらい作れそうです 笑
それにしてもノバ役の子が美人さんでした。
将来が楽しみですね。

★yukarinさん
美少女子役の今後を見守りたいです。

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