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2017年10月13日 (金)

エルネスト

こんな日系人がいた

Ernesto

公式サイト http://www.ernesto.jp

原案: チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯~革命に生きた侍~ (マリー前村ウルタード著/キノブックス)
監督: 阪本順治  「亡国のイージス」 「人類資金」 「団地」

1962年4月、日系二世のボリビア人青年、フレディ前村ウルタード(オダギリジョー)は、医者を志し、キューバのハバナ大学に留学した。そしてキューバ危機に直面し、混乱の中でチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)と出会ったフレディは、その理念やカリスマ性に感銘を受ける。その後ボリビアで軍事クーデターが起こると、フレディは“革命支援隊”への参加を決意し、やがてゲバラから“エルネスト・メディコ”の戦士名を授けられ、ボリビアの軍事政権を倒す戦いに身を投じる。

これはやはり時代背景を知らないと、わからないでしょうね。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」を見ているので、その点は良かったです。

映画は、1959年、チェ・ゲバラがキューバの使節団の1人として来日し、広島を訪れるところから始まります。原爆ドームや資料館を訪れ、写真も撮っている。

Ernesto_3

この時取材したのは、地元の新聞社1社のみ。
その時のゲバラの言葉には、考えさせられます。
「(石碑の言葉に)なぜ主語がないのか。」
「君たちは、アメリカにこんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ。」

物語は、医者になるためにキューバに留学した、日系二世のフレディの青春物語。

Ernesto_2

ほとんどは学生時代のフレディの話です。
父親は九州出身だとか。
日本男児の九州男児なので、寡黙だったというのは納得です。
男は黙って・・・ですよね。
フレディが留学した時には、もう亡くなっています。
フレディも寡黙な人だったらしいし、父親が日本人だったので、日本人的道徳観も持っていた人なのではとも思いました。

ゲバラはもともと医者だったので、フレディに自分との共通点を見ていたのかも。

Ernesto_4

医者を志しながらも、祖国を良くするために戦う決意をしたフレディという青年が、25歳で亡くなった。
ゲバラと一緒に戦った人の中に、こんな人がいたのですね。

40代のオダギリジョーは、医学生に見えるように大幅に減量しました。
フレディの出身地の、方言のスペイン語もマスターしたそうです。

(鑑賞日10月10日)

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コメント

オダギリジョーはよく頑張りましたね。スペイン語での会話だけでなく演技もしっかりマッチしていたと思います。
冒頭の広島訪問のシーンがいい掴みでしたし、この作品の根幹を示していたと思います。
いつもTBありがとうございます。

★atts1964さん
ほんとに、オダギリジョーは頑張ってましたね。
こういう人がいたのを知る事が出来て、良かったです。

こんにちは。
全く知らないと難しいですね。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」は観てませんが、「チェ」2部作は観ていたのでその点は良かったです。
日系人がいたことは始めて知りました。
オダギリジョーが全てスペイン語でのセリフは本当に大変だったでしょうね。
しかも方言らしく....。
まわりの方達とも違和感なく聴けたのもすごいと思いました!

★yukarinさん
わたしもこんな日系人がいたのを、
初めて知りました。
ゲバラの広島訪問は、とても印象的でした。

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