キングスマン：ゴールデン・サークル (試写会)

英国紳士とアメリカンカウボーイ

公式サイト　http://www.foxmovies-jp.com/kingsman
２０１８年１月５日公開

原作はマーク・ミラー作，デイブ・ギボンズ画
監督・脚本：　マシュー・ヴォーン　　「レイヤー・ケーキ」　「キック・アス」　「X-MEN：ファースト・ジェネレーション」

ロンドンの高級テーラーの地下に本部を置く、どの国にも属さないスパイ機関“キングスマン”がある日、サイコパス女ポピー(ジュリアン・ムーア)率いる世界的麻薬組織“ゴールデン・サークル”の攻撃によって壊滅してしまう。生き残ったのは、エグジー(タロン・エガートン)とメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)のみ。そこで２人はアメリカのケンタッキーに渡り、同盟組織“ステイツマン”に協力を求める。

前作同様、エロくてグロくて笑いもある、楽しい作品でした。
色々なつながりもあるので、前作は見ておいた方がいいですね。
ええ～～～！っと驚かされる場面もあるし、一番笑ったのはエルトン・ジョンの使い方。
カメオ出演でちょっと顔を見せるだけなのかと思ったら、全然違ったし、なんとアクションまで。(爆)

前作では、悪役が、人間は地球にとってウィルスであると考えていた。
全くの間違いとは言えないわよね。
今回は、煙草やお酒は合法なのに、なぜ麻薬は違法なんだ。おかしいじゃないかと考えています。
まあね、これもそうよね。

違法ドラッグに対する考えは、欧米と日本では違いますよねえ。
それを再認識しました。
先進国では、日本は中毒患者がものすごく少ない国だから、欧米とはギャップがあるわよね。

巨大組織のボスなのに、秘境に隠れ住んでいる悪役のポピーは、地位と名声を望んでるし、表舞台に出たいのよ。
麻薬を合法にしろと、全世界の麻薬使用者を人質に、米大統領を脅迫。
でも、アメリカ大統領は、世間的にはポピーの要求をのむふりをして、麻薬中毒者や麻薬の売人が世界から一掃できるのは、願ったりかなったりと、要求には応じないつもりでいる。
こっちの考えの方が、いいと思うけど。

ま、その論争は別として、スパイグッズもアクションも楽しかったわ。

「１３デイズ」や「ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記」で米大統領を演じた ブルース・グリーンウッドに、この米大統領役よ。(笑)

ある日エグジーは、元キングスマンの候補生だったチャーリーに襲われる。
何とか逃れるが、チャーリーはキングスマンの情報を盗んでいた。

エグジーは、前作で助けたスウェーデンの王女ティルデと恋人同士になっていて、彼女の両親と宮殿で食事をしていた。その時、キングスマンの本部やメンバーたちが攻撃され、エグジーとマーリンだけが生き残った。
非常事態の時にと残された情報をたどると、ケンタッキー産のウィスキーがあった。
そして２人がケンタッキーにある製造場所に行くと、そこには同盟組織“ステイツマン”がありました。

ボスのシャンパン(ジェフ・ブリッジズ)は、元アルコール中毒。

問題児のテキーラ(チャニング・テイタム)
出番は少なく、活躍もなし

レーザー投げ縄を操るウィスキー(ペドロ・パスカル)

メカ担当のジンジャー(ハル・ベリー)

そしてなんと、死んだはずのハリー(コリン・ファース)もいた。
コリン・ファース、続投です。

カンボジアの山奥に住む、麻薬組織のサイコなボス、ポピー。
クラリス役だったムーアが、ハンニバルみたいなのよ。

ポピーに誘拐されて、ピアノを弾かされる日々のエルトン・ジョン。

彼がとにかく面白かったし、土曜の夜は最高～～～！(爆)
こんなオチャラケやるとは思いませんでした。
本作の一番のお笑い担当。

「キングスマン」の感想はこちら

(鑑賞日１２月２１日)