しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
いい夫婦
公式サイト http://shiawase-enogu.jp
カナダ東部のノバスコシア州。小さな町で叔母と暮らす絵を描く事が生きがいのモード(サリー・ホーキンス)は、幼い頃からリウマチを患い、手足が不自由なために両親が他界した後は、一族から厄介者扱いされ、孤独な日々を送っていた。束縛の厳しい叔母との生活が逃れて、早く自立したいと考えていた。そんなある日、買い物先で家政婦募集の広告を目にしたモードは、住み込みで働くことを決意する。募集を出した男は、魚の行商を営み、町外れの小さな家でひとり暮らしをしているエベレット(イーサン・ホーク)。孤児院育ちの無骨な彼は、いきなり押しかけてきたモードに戸惑いつつも、彼女の熱意に押されて雇うことに。しかし理不尽で暴力的なエベレットとの同居生活は案の定トラブル続き。それでも自由を手にした喜びを噛みしめ、モードは大好きな絵を家のあちこちに描き始める。
とにかく絵を描くことが大好きな人だったのね。
有名になっても贅沢な家に住むわけでなく、モードもエベレットも変わらず質素な生活をしているのがいいよね。
アメリカだったら、すぐに贅沢しそうだわ。
エベレットの顧客で、ニューヨークから避暑に来ていたサンドラって女性が、モードの絵に目をとめた。彼女がモードを有名にするきっかけとなった。
女が自立して生きていくのが難しい時代。
しかもリウマチでしょ。
とにかく叔母の家を出たくて、押しかけ家政婦として住み込んだモード。
そしてその後、結婚したふたり。
朴訥で口は悪いけど、時折妻に対する心遣いもあるエベレットがいいわ。
イーサンうまいよねえ。
こんな夫婦の愛のかたちもあると、温かい気持ちで映画館をあとにできた。
(鑑賞日3月16日)
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» しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス・・・・・評価額1800円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
青い鳥のいる家。
いや〜素晴らしい。
2016年の作品なのだけど、なぜこれがオスカーに絡まなかった⁇
特にサリー・ホーキンスの演技は極上で、2年連続ノミネート、いや受賞していても全然おかしくない。
彼女が演じるのは、カナダの画家モード・ルイス。
美術教育を全く受けておらず、いわゆるヘタウマな絵なのだけど、なんとも言えない素朴な味わいがある。
カナダでは国民的人気があるそうで、...... [続きを読む]
『シェイプ・オブ・ウォーター』でドン引きしてしまった、サリー・ホーキンスのイメージ回復作戦のために観ました。(笑)
5ドルは安すぎますよね。
投稿: すぷーきー | 2018年5月13日 (日) 23:25
★すぷーきーさん
何十年も前なので、
今の5ドルとは価値が違うとは思いますけどね。
投稿: 風子 | 2018年5月13日 (日) 23:36