The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
女って怖いのよ
公式サイト http://beguiled.jp
原作: ビガイルド 欲望のめざめ (トーマス・カリナン著(作品社)
監督: ソフィア・コッポラ
南北戦争さなかの1864年、バージニア州。ひっそりと佇むその女子寄宿学園があった。そこの生徒エイミー(ウーナ・ローレンス)は、負傷した北軍兵士マクバニー(コリン・ファレル)を発見し、手当をするため学園へ連れ帰った。マーサ・ファーンズワース女子学園は、園長のマーサ(ニコール・キッドマン)、教師のエドウィナ(キルスティン・ダンスト)、そして家に帰ることができない事情を抱えたエイミーをはじめ、アリシア(エル・ファニング)、ジェーン(アンガーリー・ライス)、エミリー(エマ・ハワード)、マリー(アディソン・リーケ)の5人の生徒が暮らしていた。招かざる敵兵の出現にはじめこそ戸惑うものの、キリスト教の教えに従い回復するまで面倒を見ることに。男子禁制の園に突如現われた敵兵に女たちは警戒しつつも興味を抑えることができない。そしてマクバニーの振る舞いが、秩序を保ってきた集団の歯車を次第に狂わせていく。
クリント・イーストウッド主演の「白い肌の異常な夜」は、ずっと以前に見たことがあるけど、物語はほとんど忘れていて、女たちを自分の思い通りに動かそうとして、結局女の怖さを分かっていなかったという印象だったのだけを覚えています。
なので、その点は同じだなあと思いました。
原作がある映画なので、当然でしょうけど。
ソフィア・コッポラはクリント・イーストウッド主演版と違って、女性目線で描いたそうです。
あからさまに男性への関心を口にする、10代の女の子。
恋愛経験のある20代の女性は、自分の気持ちと葛藤する。
園長でもある中年女性は、節度を保ち、マクバニーへの気持ちや関心を生徒たちに悟られないようにとしている。
それぞれの年代の、マクバニーへの対応の仕方がよくできていると思いました。
クリント・イーストウッドと違って、どこか守ってあげたくなるような雰囲気のあるコリンはいい感じでした。
そういうコリンが豹変するのは、インパクトがあるわ。
(鑑賞日2月23日)
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そうだった、ソフィア・コッポラ監督作品だったっけ。 [続きを読む]
» 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』★ソフィア流キャラメリゼ『白い肌の異常な夜』 [yutake☆イヴの《映画★一期一会》]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173299/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・監督: ソフィア・コッポラ
・マーサ園長: ニコール・キッドマン
・エドウィナ: キルスティン・ダンスト
・アリシア: エル・ファニング
・敵軍の負傷兵(伍長): コリン・ファレル
『白い肌の異常な夜』のリメイクでした...... [続きを読む]
やはりイーストウッド主演版よりもソフトでしたね。
女性目線という事でしょうか?
TBありがとうございました。
投稿: atts1964 | 2018年5月16日 (水) 08:20
★atts1964さん
負傷兵の雰囲気も違いましたね。
投稿: 風子 | 2018年5月16日 (水) 15:16