女王陛下のお気に入り
うさぎよ うさぎよ うさぎちゃん
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika
監督: ヨルゴス・ランティモス 「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」 「ロブスター」
18世紀初頭のイングランド。フランスとの戦争が長引く中、アン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼馴染で、イングランド軍を率いるモールバラ公爵の妻サラ(レイチェル・ワイズ)は、病弱な女王に代わって宮廷の実権を握り、戦費の調達に奔走していた。そんな時、サラの従妹で上流階級から没落したアビゲイル(エマ・ストーン)が現われ、サラに頼み込んで召使いとして雇ってもらう。サラが政治に時間を取られている間に、アビゲイルは巧みに女王に取り入り、侍女、女官へと昇進していく。
歴史上の実在の人物たちだけど、宮廷内の話はフィクション。
どこの国でも、いつの時代でも、宮廷には権力を求める魑魅魍魎だらけ。
上流階級から没落したアビゲイルは、当初は道徳観と誇りを持っているけれど、次第にそんな事はお構いなしに、ひたすら自分のために、女王の寵愛を得ようと画策する。
昔の女性が経済的不安のない生活をするには、いい結婚相手を選ぶ事が必須。
そのためにアビゲイルは、女王や男たちを利用する。
一方サラは、女王の幼馴染みで、夫の侯爵は軍人でもある。
国の事や女王の事も考えている彼女と違い、没落してひどい生活を強いられてきたアビゲイルが考えるのは、自分の生活の安定だけ。
アン女王は17回も妊娠するも、流産、死産などで成人した子供は一人もなく、夫も亡くなり、在位中は、ほとんどフランスと戦争状態。
孤独感が強く、アビゲイルの本性を知っても、快楽を与えてくれるアビゲイルを遠ざけられない悲しい女。
女三人がメインで、男は添え物って感じです。
エマ・ストーンの変貌ぶりがうまい。
男たちも手玉に取っていく。
女は恐いのよ~~~
レイチェル・ワイズは、気品を漂わせていますね。
トーリー党の指導者ロバート・ハーリーに、ニコラス・ホルト。
軍の大佐サミュエル・マシャムのジョー・アルウィンは、来月公開の「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」で、エリザベスの寵臣、レスター伯爵を演じているそうです。
宮廷に使用されたのは、1611年に建てられたものなんですって。
すごいですねえ。
3度オスカーを受賞しているサンディ・パウエルによる豪華な宮廷衣装も見どころの一つですね。
(鑑賞日2月19日)
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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176501/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・アン女王: オリビア・コールマン
・サラ: レイチェル・ワイズ
・アビゲイル: エマ・ストーン☆ サラの従妹
アン女王のこと→参考
女王の寵愛が、サラからアビゲイルに、移っていくさまです。
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