フォードvsフェラーリ
現場vs経営陣
公式サイト www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari
実話の映画化
監督: ジェームズ・マンゴールド 「LOGAN/ローガン」 「ナイト&デイ」 「3時10分、決断のとき」
1959年のル・マン24時間耐久レースにアストン・マーチンで参戦し、アメリカ人レーサーで初めて優勝した経験を持ちながらも、心臓を患い引退を余儀なくされたキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。今はカー・デザイナーとして車の販売をしていた。その頃、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社では、販売台数の低下に悩んでいた。マーケティング戦略を担当するアイコッカ(ジョン・バーンサル)の提案で、フェラーリを買収しようとするが交渉に失敗し、打倒フェラーリに燃えた社長のフォード2世は、新たなレースカーの製作を命令する。それを受けてアイコッカは、シェルビーに白羽の矢を立てる。早速シェルビーはイギリス人ドライバーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)を口説き、2人でレーシングカー、フォードGT40の改良を進めていく。しかしマイルズはレーサーとしての腕前は超一流ながら、その言動はあまりにも破天荒で、企業イメージを大事にする副社長レオ・ビーブ(ジョシュ・ルーカス)の反感を買ってしまう。
本作の監督の実話物では、アカデミー賞に絡んだ「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」がありますね。
本作はレース物というより、ドラマの部分が多い映画でした。
レースシーンはドライバー目線の映像も多いので、他の車がクラッシュすると、思わず体が動いてしまいました。
200キロとか300キロのスピードで、良くよけられるよねえといつも感心します。
ドラマの部分では、シェルビーとマイルズの友情と、レースに携わる現場のシェルビーと、フォードの経営陣の対立というか、思惑の違いが顕著に感じられました。
フォードの目的は販売台数を上げる事で、必ずしもレースに勝つ事ではない。
会社や車のイメージを上げて、消費者にアピールしたい。
一方、レースカーの開発とル・マンでの勝利をフォードから依頼されたシェルビーにとって、マイルズは不可欠な天才ドライバー。
しかしマイルズはもう若くないし、見栄えがいいわけでもなく性格に問題ありで、マスコミ受けも望めないので、副社長は彼を外したい。
まあね、どんな会社でも、現場と経営者の意見の相違はよくある事よね~。
シェルビーに共感してしまいます。
にくったらしい副社長を演じているジョシュ・ルーカス。
ぶん殴りたくなる悪役ですが、スーツ姿が似合って相変わらずイケメンねー。
生で見たこともある、贔屓のイケメンなの♪
クリスチャン・ベイルは、偏屈な男を演じるとハマりますねえ。
シェルビーとマイルズの友情に、涙する映画でもありました。
(鑑賞日1月10日)
« ヒックとドラゴン 聖地への冒険 (吹き替え版) | トップページ | イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり »
「【映画】は行」カテゴリの記事
- ブリーディング・ラブ はじまりの旅(2024.08.01)
- ブラックライト(2023.03.23)
- フェイブルマンズ(2023.03.22)
- バビロン(2023.02.28)
- ブレット・トレイン(2022.09.18)
コメント
« ヒックとドラゴン 聖地への冒険 (吹き替え版) | トップページ | イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり »
ホント!憎たらしい~!副社長でしたね!
内輪の意見や相違があったせいもあり
又面白かった感もありますね。
スピード凄かったですね
迫力満点でした!
投稿: daisuki-johnny | 2020年1月14日 (火) 18:13
★daisuki-johnnyさん
シェルビーと副社長との攻防は面白かったですね。
ル・マンのレースは、ひやひやしました。
投稿: 風子 | 2020年1月14日 (火) 19:46
経営vs現場という普遍的な物語ですね。
素晴らしいバディムービーでした。
90年代にシェルビーにお会いしたことあるのですが、人当たりはいいけど相当にクセのあるじいちゃんでしたw
まあだからこそ、生き馬の目を抜く業界で生き残ってこれたのでしょうけど。
投稿: ノラネコ | 2020年1月14日 (火) 21:23
2時間半があっという間でしたね。
レースのシーンは視線が低くて、迫力ありました。
ドラマとレースの塩梅もちょうど良かったと思います。
おっしゃる通り、チャンべは偏屈君が似合いますね。
投稿: 木蓮 | 2020年1月14日 (火) 21:26
★ノラネコさん
シェルビーに会ったことがあるなんて、すごいですね。
やっぱり、かなりのくせ者だったんですね。(爆)
★木蓮さん
面白いし感動できたし、見ごたえのある映画でした。
投稿: 風子 | 2020年1月14日 (火) 21:44
企業ものかと思ってましたが、それだけではなくシェルビーとマイルズとの友情ものでもあり見ごたえありました。レースシーンは臨場感あふれる映像でテンション上がりました~。
クリスチャン・ベイルはマイルズ本人にかなり似ていてさすがだなと思いました!
投稿: yukarin | 2020年1月20日 (月) 14:14
★yukarinさん
ドラマもレースシーンもよくできてましたね。
いつもながら、クリスチャン・ベイルの役作りは凄いですよね。
投稿: 風子 | 2020年1月20日 (月) 19:24
あっという間に映画少年に戻った自分が、いました(笑)
投稿: onscreen | 2020年1月25日 (土) 10:42
★onscreenさん
男の子は車好きと言う事でしょうか。
投稿: 風子 | 2020年1月26日 (日) 11:00
ですね...(笑)
ということもあり? 最近出たBlu-Ray で再鑑賞したところ...
メイキングが1時間ほどついており、映画の舞台裏を8パートにわたって詳細に紹介!
素晴らしかったです
投稿: onscreen | 2020年5月 7日 (木) 07:17
★onscreenさん
Blu-Ray の特典映像も楽しめたんですね。 ^^
投稿: 風子 | 2020年5月 7日 (木) 10:36