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2020年2月24日 (月)

1917 命をかけた伝令

屍を越えて急げ!

1917

公式サイト https://1917-movie.jp

監督: サム・メンデス

第一次世界大戦真っ只中の1917年4月6日の朝、第8連隊に所属する若きイギリス兵ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッケイ)は、上官に呼ばれた。西部戦線ではドイツ軍の後退が始まり、イギリス軍はこれを好機と、追撃に乗り出そうとしていたが、それはドイツ軍の罠だった。そのことを一刻も早く最前線のマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)率いるデヴォンシャー連隊に伝えなければならなかったが、あいにく通信手段は途絶えてしまっていた。そこで二人にエリンモア将軍(コリン・ファース)から、翌朝までに作戦中止の命令を届けるよう指令が下る。この伝令には味方の兵士1600人の命がかかっており、その中にはブレイクの兄も含まれていた。

メンデス監督が、祖父から聞いた話を基にしたという映画。
おじいさんは当時17歳だったとか。

全編ワンカットに見える映像というと、「バードマン~」を思い出しますが、本作は戦場なので、映る範囲が格段に広くて人数も多い。
撮影監督はロジャー・ディーキンス。
「ブレードランナー 2049」「007 スカイフォール」など、数々の作品を撮影している。

天気が良くて雲の位置とかが変わってしまうとシーンがつながらないので、曇りの時しか撮影できなかったそうだ。その意味で天気待ち。
ワンカットが長いので、OKが出るまでワンシーンごとにかなりのテイク数があって、俳優たちにとっても、相当過酷な撮影だったらしい。

ワンカットに見える映像で、観客が一緒に伝令を届ける気持ちになる。

主役には、あえて知名度の低い若手俳優を起用。
その分ワンシーンしか登場しない役に、有名俳優を使っている。

アンドリュー・スコット
コリン・ファース
マーク・ストロング
ベネディクト・カンバーバッチ
リチャード・マッデン

ブレイクとスコフィールドは、突然上官に呼ばれて大変な任務に就くことになった。
ブレイクが選ばれたのは、兄が伝令を届ける部隊にいるからだ。
兄の命がかかっているとなれば、必死で任務を果たそうとするだろうと将軍が考えたからだと推測できる。
一方スコフィールドは、上官に呼ばれた理由を知らずに誰か選べと言われたブレイクが、そばにいた彼を選んだ。
なんで俺がこんな任務にと、ブレイクにぼやく。

カメラが2人の目線で進んで行くので、観客も彼らとずっと同じ緊張感を持って鑑賞する事になる。
次に何が起こるのかわからないので、ハラハラしっぱなし。

まさか途中で、スコフィールドひとりになってしまうとは思いませんでした。
自分を救ってくれたブレイクのためにも、作戦停止命令を伝えようと、必死に進むスコフィールド。

戦場なので、どこもかしこも死体だらけです。
敵兵の攻撃も受けるし、遠くから近づいてくるのが敵か味方かもわからない。

ラストは涙がこぼれました。
途中の民家の様子や、殺された家畜の死体。民間人の悲しみや辛さ。
スコフィールドが目にする光景に、どれも戦争のむなしさを痛感しました。
戦争というむなしい行為を、なぜ今も人間は続けているのか。(溜息)

(鑑賞日2月20日)

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コメント

そうそう、途中で彼が…とは予想していなくて驚きました。その点、ドラマチックにはなりましたが。
戦争の悲惨を思わせる作品でした。

★ボーさん
>戦争の悲惨を思わせる作品でした。

誰もこんな体験をしたくないし、誰にもさせたくないですよねえ。

全編ワンカットでなくても、そう見せる撮影監督に拍手です。
でもこれって、スタッフや俳優さんたちノーミスのプレッシャー凄かったでしょうね。
リアルタイムだから先の読めない展開がとてもよかったです。

★itukaさん
ものすごーく手間と時間がかかる撮影法ですよねえ。
忍耐力もかなりだったと思います。
展開が全く分からないので、ずっと緊張してました。

予告編でスコフィールドが一人で走っていたから、どっかで死んじゃうんだろうなとは思ってましたが、あんな序盤とは。
実際には映画みたいに中止にはならず、無謀な突撃で無数の人が死んでるのですから、つくづく戦争を起こす人間とは罪深いと思ってしまいます。

★ノラネコさん
早い段階で一人になってしまって、驚きましたよね。
戦争は勝っても負けても、多大な犠牲を生むだけですよね。

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