ドント・ルック・アップ
豪華キャストがバカを演じる
笑えない現実かも
監督:アダム・マッケイ 「バイス」 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
天文学者のランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)の教え子である大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)がある日、巨大彗星を発見したが、ミンディがその軌道を計算すると、なんと半年後に地球に衝突する。ミンディとケイトは、世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になる。仲間の協力も得て、オーリアン大統領(メリル・ストリープ)とその息子で大統領首席補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)と対面する機会を得たり、テレビ番組「デイリー・リップ」に出演するなどして、熱心に危機を訴えてまわるが、人類への警告は至難の業で空回りし、事態は思わぬ方向に進んでいく。
Netflix配信映画ですが、映画館でも上映しています。
上映館は少ないですが、映画館で観てきました。
社会への皮肉たっぷりの、ブラックユーモア映画でした。
政治やマスコミへの痛烈な皮肉。
そして一般大衆の反応の仕方も、皮肉の対象になっていました。
中間選挙を控える大統領は、支持率のことしか考えていないし、テレビは番組の話題性や世間の反応とか、どちらも自分の利益しか考えていない。
大衆の興味は、地球の危機より有名人のゴシップだし。
ミンディは一流大学の教授ではないので、真剣に相手にされていない。
テレビ番組の出演したミンディとケイトは、大衆に勝手なイメージをつけられるはめに。
セクシーな天文学者という肩書がついたミンディは、いい気になって浮かれてしまいますが、しばらくして自分を取り戻すと、また地球の危機を真剣に訴えます。
「アルマゲドン」のような展開もありますが、
あらら? なんでそうなるの? って笑えます。
「ディープ・インパクト」の様な部分もありました。
もしこんな事態になったら、自分はどうするか。
難しい問題だけど、ちゃんと正確な情報を得て冷静に判断し、自分の行動を決めたいですね。
登場人物たちの運命も、笑いなるものと、切ない感動となるものに分かれました。
それにしても豪華なキャストですねえ。
オスカー受賞者がぞろぞろと。
有名ベテラン俳優もいっぱい。
それだけでなくアリアナ・グランデや、若手の注目株ティモシー・シャラメも出演しているのはびっくりよ。
メリル・ストリープが演じる大統領が、あまりに馬鹿で自分勝手な様子が笑えます。
マーク・ライランスが演じる大企業のCEOの予言も、半分だけ当たっているのも皮肉ですねえ。
エンドロールの後にも映像があるので、最後まで見てね。
(鑑賞日12月24日)
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風子さん☆
お久しぶりでございます~
ブラックユーモアたっぷりで面白かったですよね!
CEOの予言はAIの予言で、半分と言うよりはほぼ当たっていたのでしょうけど、例の生き物が凶暴ってことは予測できなかったのかな?(笑
投稿: ノルウェ | 2021年12月27日 (月) 00:02
★ノルウェーまだ~むさん
どんな生き物がいるかまでは、データ不足で予言できなかったのかも。(笑)
あの星でサバイバルできるのか、疑問ですわん。
投稿: 風子 | 2021年12月27日 (月) 21:38
典型的なおバカといえば主席補佐官の権力乱用とママの大統領ですね。
鳥に食われるママと、エンドロール後の地上に一人の坊やのショットなんか
しっかりそれまでのツケが回ってしまったな。と思いましたよ。
投稿: ituka | 2021年12月27日 (月) 22:04
★itukaさん
>しっかりそれまでのツケが回ってしまったな。と思いましたよ。
ちゃんとツケが回って、すっきりしましたよ。(笑)
投稿: 風子 | 2021年12月28日 (火) 13:07