キングスマン:ファースト・エージェント
動物虐待は罰当たり
公式サイト https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingsman_fa
監督:マシュー・ヴォーン
1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックスフォード侯爵(レイフ・ファインズ)と息子のコンラッド(ハリス・ディキンソン)が立ち向かう。人類破滅へのカウントダウンが迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために奔走する。
実際の出来事が多々織り込まれているので、ヨーロッパの歴史を知っていた方が内容を理解しやすいですね。
第一次世界大戦のきっかけの事件や、9人の子供がいたヴィクトリア女王の家系とかね。
第一次大戦当時、イギリス国王ジョージ5世とドイツ皇帝ヴィルヘルム2世とロシア皇帝ニコライ2世の3人は、ヴィクトリア女王の孫でいとこ同士だった。この3人をトム・ホランダーが演じています。
だいたい、エリザベス女王とその夫だった故フィリップ殿下だって、どちらもヴィクトリア女王の玄孫だものね。
リス・エバンスが演じるロシアのラスプーチンも、有名な実在の人物よね。
キングスマンの組織ができるきっかけとなった出来事なので、スパイグッズはないし、アクションシーンも多いですが、オックスフォード公とその一人息子コンラッドの話がとても重要な要素となっていて、泣けてしまいました。
でも、ユーモアもたくさんある作品です。
オックスフォード公は、息子を戦場に行かせたくなかった。それは不幸な死に方をした妻との約束でもあったから。
しかし志願して戦地に行った息子は、悲しい理由で戦死。
戦争の不条理を感じますねえ。
アーロン・テイラー=ジョンソンが、コンラッドと同じ戦場にいた兵士アーチー・リード役で出演。
オックスフォード家の使用人ショーラ(ジャイモン・フンスー)とポリー・ワトキンズ(ジェマ・アータートン)は、ただの使用人ではありません。公の仲間であり、対等な立場ですね。
ポリーは銃の名手で、彼女が決着をつけるシーンは度々笑っちゃいました。
ナイフや剣より、銃ならすぐよ。(笑)
ダニエル・ブリュールが悪役で出演。
マシュー・グードも、きっと悪役に違いないと見ていましたが、あーらびっくりの悪役でした。
オックスフォード公の絶体絶命のピンチに、誰が助けに来るかとハラハラしていたら、片角のヤギだったのには笑いました。
ざまあみろと、すっきりしましたわ。
「キングスマン:ゴールデン・サークル」の感想はこちら
「キングスマン」の感想はこちら
(鑑賞日1月14日)
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<彼女が決着をつけるシーンは度々笑っちゃいました
「インディ・ジョーンズ」第1作でのスタントを思い出しました!(笑)
投稿: onscreen | 2022年1月29日 (土) 09:13
★onscreenさん
>「インディ・ジョーンズ」第1作でのスタントを思い出しました!(笑)
あれって、撮影当日のハリソンフォードの体調が悪くって、
スピルバーグ監督が、「じゃあ、銃で相手を撃てば。」と言うと、
スタッフが笑ったので、そうする事になったそうですよね。(爆)
投稿: 風子 | 2022年1月29日 (土) 14:33
でしたでした!(笑)
第1作はまだヒットするかどうかもわからない趣味っぽい映画だったので
そんなことが出来たのでしょうね〜
投稿: onscreen | 2022年2月 6日 (日) 14:20