シビル・ウォー アメリカ最後の日
なぜ戦場カメラマンに
公式サイト https://happinet-phantom.com/a24/civilwar
連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人の戦場ジャーナリストは、ホワイトハウスに引きこもる大統領にインタビューしようと、ワシントンD.C. へ向けて、戦場と化したアメリカの大地を、危険を承知で突き進んでいく。
ネタバレを含む感想です。
リー(キルステン・ダンスト)は、経験豊富な同業者からもリスペクトされるベテランカメラマン。
リーとコンビを組むジャーナリストジョエル(ワグネル・モウラ)。
リーの恩賜的ベテランジャーナリストとたが、今は足が悪くなっているサミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)。
リーに憧れる、戦場ジャーナリスト志望での若手カメラマンのジェシー(ケイリー・スピーニー)。
この4人が同乗して、D.C.を目指す。
道中は、一瞬の気も抜けないほど、命の危険がある。
どんな人間と遭遇するかわからないから。
常にピリピリハラハラと、緊迫感でいっぱい。
見ていて緊張しっぱなし。
感情的になっていては、戦場の写真は撮れない。
場面にフォーカスするのみ。
若いジェシーは現実を目の当たりにし、自身の命の危険も経験する。
ジェシーの成長物語でもある。
何とかD.C.にたどり着いた時には、積極的に写真を撮るようになるジェシー。
逆にリーは、感情を捨てられない状態になっていた。
ホワイトハウス内で、ジェシーをかばって銃弾に倒れたリー。
そのリーに駆け寄る事もなく、写真を撮りに行くジェシー。
ラストの写真は、ジェシーが撮ったスクープ写真。
戦争のむなしさとやるせなさを感じました。
途中で出会う、赤いサングラスの民兵(ジェシー・プレモンス)。
この人は、なぜ人を殺すんだろうと思いました。
(鑑賞日10月6日)
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<この人は、なぜ人を殺すんだろうと思いました
戦争の狂気は、ヒトが隠していた恐ろしい一面を露出させてしまうこともある、
を映像にしていたのだと思います
クリジットすらなかった彼、狂気そのままでしたね...
投稿: onscreen | 2024年10月20日 (日) 14:23
★onscreenさん
戦争の狂気。
誰でもなりえる危険性があると思うと、恐ろしいです。
投稿: 風子 | 2024年10月26日 (土) 22:54