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2025年7月27日 (日)

国宝

芸に生きた男

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公式サイト https://kokuhou-movie.com 

原作:国宝  (朝日新聞/吉田修一著)

監督:李相日

長崎のヤクザの組長の息子、少年・喜久雄。上方歌舞伎の名門の当主・二代目花井半二郎(渡辺謙)に女形としての才能を見出したされ、抗争で父を亡くし、祖父母と母を原爆症で亡くした後、半二郎に引取られる。そこで半二郎の実の息子・俊介と出会い、兄弟のように育てられ、かけがえのないライバルとして2人で厳しい稽古に打ち込み、互いに高め合いながら芸の道に邁進していくのだったが…。

ネタバレありの感想です。

歌舞伎は世襲制で、どんなに芸がうまくても、歌舞伎の家の出身でなければ主役にはなれない。
極道の家に生まれた喜久雄の、波乱万丈の人生だった。

二代目半二郎が事故にあい、代役を立てなくてはならなくなると、本来なら息子の(横浜流星)になるはずが、半二郎は喜久雄(吉沢亮 )を代役にする。
その舞台を見た俊介は、姿を消す。

八年戻らない俊介。
半二郎は三代目半二郎を喜久雄にする。

血筋から、将来が約束されている俊介。
後ろ盾がないと、どんなに実力があってもいい役はもらえない喜久雄。
この二人の苦悩と葛藤。

二代目が亡くなると、俊介が戻ってきた。
そうなると、喜久雄の歌舞伎人生は一変する。
さらにスキャンダルが出ると、喜久雄は歌舞伎の世界にいられなくなる。
でもどさ周りをしても、喜久雄は歌舞伎以外の仕事はしようとはしなかった。

そんな中、喜久雄は女形で人間国宝の小野川万菊(田中泯)に呼ばれる。
これが喜久雄が歌舞伎界に戻る事になった理由なのかその辺は描かれていないけど、
喜久雄はまた俊介と一緒に舞台に立つ。
しかし俊介の体は糖尿病に侵されていた。
左の膝から下を切断したが、それでも義足を付けても舞台に立ちたいという俊介。
相手役は喜久雄。

ふたりの芸にかける執念のようなものと二人の絆を感じた。

万菊が亡くなり、俊介も亡くなり時が過ぎて、喜久雄がインタビューを受けている。
人間国宝になったのだ。
インタビューしているのは、昔喜久雄と芸子の間にできた娘。

横浜流星も吉沢亮も、歌舞伎の所作を習得するのは、相当大変だったと思う。

映像がとにかく美しい。
そして人間ドラマも見ごたえがあった。

(鑑賞日6月28日)

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